VC福岡は、5名の新加入選手を含む11名の2025年体制を発表した。UCIコンチネンタルチーム登録を継続する一方、国内レースはJエリートツアーに参戦する。



九州のUCIコンチネンタルチームとして活動するVC福岡は、2025年体制を発表した。昨年中に発表されている通り、南和人(愛三工業レーシングチームに移籍)、池田渓人、田中亮祐らが退団。新たに、奥田和人、本多晴飛、木村純気、ジェラルド・レデスマ、石原悠太ら5名が加入する。メンバーは以下表の通り。
VC福岡2025年体制
継続選手 新加入選手
向川尚樹 奥田和人(トレーニーから昇格)
ベンジャミ・プラデス 本多晴飛(宇都宮ブリッツェン)
阿部 源 木村純気(シエルブルー鹿屋)
横塚浩平 ジェラルド・レデスマ(スペイン)
辻野壱哉 石原悠太(備後しまなみeNShar)
中島雅人
本多晴飛 ©︎VC FUKUOKA
木村純気 ©︎VC FUKUOKA
石原悠太 ©︎VC FUKUOKA
奥田和人 ©︎VC FUKUOKA


ジェラルド・レデスマ(手前) ©︎VC FUKUOKA
ジェラルド・レデスマは21歳のスペイン人選手。2024年はアマチュアチームに所属し、スペイン国内レースで1勝するなど上位フィニッシュする力を持ち、即戦力として期待される。

宇都宮ブリッツェンから移籍する本多晴飛は2021年以来の復帰。シエルブルー鹿屋から移籍する木村純気は2021年までサテライトチームに所属しており、昇格しての復帰となる。

石原悠太は備後しまなみeNShare から移籍。2024年9月にトレーニーとして加入していた奥田和人は正選手に昇格となる。

2024年は国内外UCIレースで3勝を挙げたベンジャミ・プラデス(写真は2024年ツール・ド・熊野第2ステージ photo:Satoru Kato

2024年シーズンは国内外のレースに出場し、ベンジャミ・プラデスがツール・ド・熊野第2ステージでの優勝をはじめUCIレース3勝を挙げ、地元開催のツール・ド・九州ではチーム総合順位4位の成績を残した。今年もUCIコンチネンタル登録を継続し、国内外のUCIレースへの出場を予定している。

一方で、国内レースはJプロツアー登録から外れてJエリートツアーに参戦する。これに合わせ、色分けしていたサテライトチームとユースクラブのジャージをトップチームと同一のものに合わせるとしている。

VC福岡は拠点を置く福岡周辺を中心に自転車教室や交通安全啓蒙活動などの地域貢献活動と、イベントの開催やツール・ド・九州のPR活動などの普及活動にも力を入れていく。


text:Satoru Kato