ドイツのタイヤブランドであるコンチネンタルが同社初のTPUチューブ「CONTI TPU」をリリースした。TPU素材を7層構造とすることで、軽量ながら優れた空気の保持力と耐パンク性を実現したインナーチューブを紹介する。




コンチネンタル CONTI TPU 700×25-35 (c)ミズタニ自転車

自動車やバイク、そして自転車用タイヤにおいて高い信頼性と優れた走行性能を備える製品を手掛けるドイツのコンチネンタル。自転車においてはロードバイクやMTB、クロスバイク向けのタイヤやインナーチューブを手掛けている総合ブランドだ。そのラインアップにインナーチューブの「CONTI TPU」が加わった。

これまでインナーチューブはブチル製のスタンダードモデルと軽量モデルの二種類のみの展開だったが、ついに熱可塑性ポリウレタン(TPU)を使用したモデルの登場となる。TPU素材は軽量でありながら高い耐久性も備えるため、オンロードとオフロードの両方のシーンで使いやすいことが魅力だ。

コンチネンタル CONTI TPU 27.5”(584)×40-60 (c)ミズタニ自転車

コンチネンタル CONTI TPU 29”(622)×40-60 (c)ミズタニ自転車

コンチネンタルは最高級のTPU素材を7層にわたって重ねることで、空気の保持力とチューブとしての耐久性を向上。高いパンク耐性やロングライフ性能を期待できる一本を実現している。またチューブは無着色で製造されており、染料による素材自体の品質低下やエアー漏れなどの問題を防いでいるという。

バルブシャフトの基部をわずかに円錐形にすることで、バルブホールにしっかりフィットするようになっているのも特徴の一つ。ホイールの回転時に不要な動きが減少し、音鳴り防止効果も発揮する。また、バルブは内部にねじが切られておりで、バルブエクステンションの装着やバルブコアの交換が可能だ。

サイズは700×25-35と、27.5”×40-60、29”×40-60の3サイズをラインアップしている。重量はそれぞれ35g(700C)、43g(27.5インチ)、43g(29インチ)と軽量に仕上がっている。価格はオープン価格。



コンチネンタル CONTI TPU
サイズ:700×25-35、27.5”(584)×40-60、29”(622)×40-60
重量:35g(700C)、43g(27.5)、43g(29)
価格:オープン価格