小国モナコでスター選手たちが集結したチャリティイベント「バイキングモナコ・クリテリウム」が開催。雨のレースをタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)がピーダスンとマシューズを退け、初優勝を飾った。



スタート地点にはポガチャルらトップ選手が並んだ photo:Beking Monaco

今年で4回目を迎えたバイキング・モナコクリテリウムは、フランス地中海沿岸にある小国モナコで行われるチャリティレース。雨に濡れたエルキュール港をスタート地点には、同国に居を構えるタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)やマイケル・マシューズ(オーストラリア、ジェイコ・アルウラー)らが参戦。また特別ゲストとして今年現役を引退したペテル・サガン(スロバキア)も会場を盛り上げた。

開催も危ぶまれるほどの悪天候にもかかわらず、会場には多くの観客が詰めかけた。そして20周のレースでは、ポガチャルがマッズ・ピーダスン(デンマーク、リドル・トレック)とマシューズをスプリントで退け、見事初優勝を果たした。

エルキュール港を巡る20周のレース photo:Beking Monaco

フィニッシュに先頭で飛び込み、勝利を飾ったポガチャル photo:Beking Monaco
表彰式で勝利を喜ぶポガチャル photo:Beking Monaco


レースを終えたポガチャルは「天候には恵まれなかったものの楽しいひとときとなった。滅多にレースで走ることないモナコで勝つことができて嬉しいよ。年々このイベントは成長しており、多くの子どもたちが参加する姿は観ていて嬉しいこと。また自転車競技の発展にも大事なイベントだ」と喜びを語った。

一方、主催側として携わったマッテオ・トレンティン(イタリア、チューダー・プロサイクリング)は、「雨により周回を調整せざるを得なかったが、レースの魅力が損なわれることはなかった。今年も忘れられないイベントとなったよ」と成功を称えた。

多くのファンが集ったバイキング・モナコ・クリテリウム photo:Beking Monaco

text:Sotaro.Arakawa
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