スペインの総合バイクブランド、オルベアよりシマノの新型グラベルコンポーネント"RX825 GRX DI2 "を搭載したTERRA M20i TEAMが登場した。定評あるフレームに最新コンポを組み合わせたフラッグシップモデルを紹介しよう。



オルベア TERRA M20i Team (c)オルベア

スペイン・バスク地方に拠点を構える総合バイクブランドのオルベア。数あるヨーロッパブランドの中でも屈指の規模と開発力を誇り、ロードからMTB、E-BIKEに至るまで最先端のテクノロジーとトレンドをオリジナリティある設計に落とし込んだバイクづくりで世界中のサイクリストに愛されてきた存在だ。

そんなオルベアがグラベルモデルとして用意するのがTERRAシリーズ。古くからシクロクロスバイクとしてラインアップされており、オルベアのオフロード向けドロップハンドルバイクとして長い歴史を積み重ねてきたシリーズだ。

考え抜かれたジオメトリーでグラベルに最適化されたTERRA (c)オルベア

その最新世代はピュアなグラベルバイクとして開発されており、ジオメトリーから細部に至るまで、グラベルライドを速く、快適かつ楽しく過ごせるように設計されている。ロードにおいてもMTBにおいてもトップレベルのバイクを開発してきたオルベアは、そのノウハウをTERRAに投入。高速セクションでの走行性能と、トリッキーなトレイルにおけるハンドリングというグラベルバイクに求められる性能を高次元でバランスさせた。

長めのトップチューブと短めのステムの組み合わせによるオフロードでの正確なハンドリング、最適化されたチェーンステー長による乗り心地と反応性の両立、ロングホイールベースによる安定感、荒れた路面でも安心感をもたらす大きなBBドロップなど、多くの知見が詰まったジオメトリーはオルベアならでは。

特徴的な形状でオフロードでも高いグリップを実現するGRX DI2のブラケット (c)オルベア

タイヤクリアランスは700x45Cもしくは650x50cまで対応。更にフェンダーとボトル三本を装着可能なマルチマウンティングシステムに加え、ダウンチューブ内ストレージの"LOCKR"システムを搭載し、多くの携行品が求められるグラベルにおいてもスマートにライドを楽しめる。

今回、そんなTERRAのOMRカーボンモデルに、シマノが発表したばかりの最新の電動グラベルコンポーネント"RX825 GRX DI2"を搭載したフラッグシップモデルとして、TERRA M20i TEAMが発表された。

12速化を果たしたGRX DI2を搭載し、更にその性能に磨きをかけた (c)オルベア

12速化とワイヤレスシフトを採用し、最新世代のDI2コンポーネントの仲間入りをしたRX825。最新のGRXのワイドレシオなドライブトレインを利用可能となり、あらゆるシーンやシチュエーションに対応する正確さと信頼性を兼ね備えたグラベルコンポーネントだ。

拡張ボタンを備えたうえ、新たにワンボタンのフロントシフト方式にも対応し、利便性とカスタマイズの幅を大きく広げたこともRX825の大きな特徴。人それぞれにスタイルの異なるグラベルというカテゴリーにおいて、大きなポテンシャルを持ったコンポーネントと言えるだろう。

チェーンのバタつきを抑え、静かで快適なライドクオリティと正確なシフトを実現するリアディレイラー (c)オルベア
ワイドなギアレンジとクロスレシオを両立する2x12コンポーネントだ (c)オルベア



そんなRX825を搭載したオルベア Terra M20i Teamは、既に販売が開始されており公式Webサイトだけでなく、日本全国の正規販売店で購入可能。価格は891,000円からとなり、カラーカスタムのMyOにも対応している。



オルベア Terra M20i Team
サイズ:XS、S、M、L、XL、XXL
価格:891,000円(税込)~
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