トラックアジア選手権の4日目はポイントレースが行われ、男子エリートで兒島直樹が、女子エリートで内野艶和がそれぞれ金メダルを獲得。ジュニア男子個人パシュートでは三浦一真がアジアチャンピオンに輝いている。



エリート男子ポイントレースを大差で優勝した兒島直樹 photo:JCF

インドの首都ニューデリーで開催中のトラックアジア選手権は4日目。この日はエリート男子と女子のポイントレース、ジュニア男子のポイントレース、ジュニア男子個人パシュートに日本選手が出場した。

エリート男子ポイントレースには、この種目の大会連覇を目指す兒島直樹が出場。トラックを160周(40km)し、10周毎に設定されたポイントの合計などで争われるレースで兒島は順調にポイントを加算していく。そして98点を得た兒島は2位以下に42点と大差をつけて、見事2連覇を達成した。

共にポイントレースで金メダルを獲得した内野艶和と兒島直樹 photo:JCF

「昨年とは違った戦術で臨み、戦術のバリエーションを増やすという意味では良い内容のレースができました。ポイント周回や周りの選手を意識し、2位に大量のポイント差をつけることができました。まだまだ足りない部分はありますが、次に繋がる良いレースとなりました」と、兒島はレース後語っている。

続くエリート女子ポイントには昨年の世界選手権で3位だった内野艶和が出場。こちらは100周(25km)で争われた。序盤からコンスタントにポイントを重ねて首位に立った内野は、マークを受けながらも合計59点を獲得。44点の2位に15点差をつけ、2022年以来となる2年振り2度目のアジア王者に輝いた。

この種目世界3位の内野艶和は厳しいマークをされるなか、2度目のアジア王者に photo:JCF

「ずっとマークされていた形から、アタックを逃さず(ポイントを)取れるところは取りに行きました。ネーションズカップや世界選手権では味わえない自分中心のレースで変なキツさがありました。次は香港でネーションズカップがあるので、団抜きでも結果を残せるように頑張ります」と、内野は喜びを語った。

またジュニア男子個人パシュートでは三浦一真が3分19秒461のトップタイムを叩き出し、金メダルを獲得。また前日のオムニアム男子ジュニアで3位だった木綿崚介は、ジュニア男子ポイントレースで銀メダルに輝いている。

3分19秒461のトップタイムをマークした三浦一真 photo:JCF

ジュニア男子個人パシュートで優勝した三浦一真 photo:JCF
木綿崚介はジュニア男子ポイントレースで銀メダルを獲得 photo:JCF

トラックアジア選手権2024 4日目結果
ポイントレース男子エリート 1位 兒島直樹
ポイントレース女子エリート 1位 内野艶和
個人パシュート男子ジュニア 1位 三浦一真
ポイントレース男子ジュニア 2位 木綿崚介
photo:JCF