ピドコックが今季CXスケジュールを公開　世界選は2年連続不出場が濃厚

イネオス・グレナディアーズが前シクロクロス世界王者であるトーマス・ピドコック（イギリス）の、シクロクロス2023-24年シーズンのレーススケジュールを発表した。ビッグスリーと呼ばれるファンデルプール、ファンアールトとの対決は少なくとも4度ある予定だ。

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イネオス・グレナディアーズが11月29日に明らかにしたシクロクロススケジュールによると、トーマス・ピドコック（イギリス）が出場するのは昨シーズン（14レース）よりも少ない計10レース。その開幕戦は12月16日にベルギーのへレンタルスで行われるX2Oトロフェー第3戦となる。

注目されるのはビッグスリーと呼ばれるマチュー・ファンデルプール（オランダ、アルペシン・ドゥクーニンク）、ワウト・ファンアールト（ベルギー、ユンボ・ヴィスマ）との直接対決。その機会は12月23日のUCIワールドカップ第9戦から、1月4日のX2Oバドカマートロフェー第5戦まで4度に渡って行われる予定で、ファンアールトが未定とするUCIワールドカップ第12戦（1月7日）と第13戦（1月21日）に出場すれば6度となる。

2022年にアメリカで行われたシクロクロス世界選手権で優勝したピドコック。しかし昨シーズンに続き、今季も世界選手権には出場しない模様だ。それは昨年ストラーデビアンケを制し、リエージュ～バストーニュ～リエージュで2位など成功を収めた春のクラシックシーズンに注力するため。また来年はツール・ド・フランスへの出場やパリ五輪のマウンテンバイク連覇などが2024年シーズンの大きな目標となる。

ファンアールトもロードに集中すべくシクロクロスシーズンは今年末、あるいは1月末で終了する予定のため、2月4日にチェコのターボルで行われるシクロクロス選手権はビッグスリーのうちファンデルプールのみの出場が濃厚だ。

ピドコックのロードスケジュールは発表はされていないものの、昨年と同様ならば2月18日にポルトガルで行われる5日間のステージレース「ヴォルタ・アン・アルガルヴェ（UCI2.Pro）」がロードの開幕戦となる。