マヴィックがダウンヒル用ホイール"DEEMAX"をモデルチェンジ。グレッグ・ミナーやサム・ヒルといったレジェンド達に勝利をもたらしたシリーズの25周年を記念したイエローカラーの限定モデルがリリースされている。



マヴィック DEEMAX DH (c)マヴィック

ロードからMTBまで、様々なホイールを取りそろえるマヴィック。そのラインアップの中でも、最もアグレッシブなライダーたちに向けて用意されているのが、ダウンヒルホイールの"DEEMAX"シリーズだ。

1997年にニコラ・ヴィヨーと共に世界チャンピオンに輝いた初代から、現在に至るまで数多くの栄光を掴み取ってきたDEEMAX。ジュニアも含めれば10度アルカンシエルを手にしたヴィヨーだけでなく、グレッグ・ミナー、ファビアン・バレル、サム・ヒルといったレジェンドライダーたちの足周りを黄色いホイールが支えてきた。

新たなデザインを与えられたリム (c)マヴィック

25年を越える歴史の中で、その時々のトレンドに合わせたモデルチェンジを受けてきたDEEMAXが、6年ぶりとなるフルモデルチェンジを果たすこととなった。

最新のDEEMAXに与えられたのは、旧モデルから2mm拡幅された内幅30mmの新設計リム。3.0インチのDHタイヤを装着可能とするワイドリムは、幅だけでなく全ての設計を変更している。

丸みを帯びた断面形状であった前作に対し、今作では三角断面に。更にサイドウォール付け根のショルダー部分に厚みを与えることで、より大きな衝撃に対して強い設計とされ、年々ハイスピードかつアグレッシブになるダウンヒルシーンに対応する。

Jベンドスポークを採用。そしてハブも一新されている (c)マヴィック

マヴィックのダウンヒルモデルはライド中の大きな負荷を想定し、軽量性を求めるXCモデルなどとは異なり、あえてフックドのリムとしている。これによりリムは剛性が高くなりクラッシュでのリムトップの変形や、スネークバイトのリスクを減らすことが出来るという。

この新たなリムを支えるのは、28本のスポーク。ストレートプルではなく、クラシカルなJベンドスポークを採用することで、垂直方向への柔軟性を演出。スポークにまつわるトラブル時にも柔軟に素早く対処できるのも大きなメリットだろう。

ハブももちろんアップデートされている。信頼性に優れた40歯面ラチェットのID360によって駆動するため、コーナーからの立ち上がりでも機敏に加速できるように。ディスクマウントは軽量かつ堅固な6ボルトとされた。

マヴィック DEEMAX DH(左:27.5 右:29) (c)マヴィック

ホイール径は29インチと27.5インチが用意される。通常モデルのブラックカラーに加え、DEEMAXの25周年を記念したアイコニックなイエローが限定モデルとして用意される。価格は99,000円(税込)。



マヴィック DEEMAX DH
ホイール径:29インチ、27.5インチ
リム内幅:30mm
スポーク数:28H
ローターマウント:6穴
重量:2,080g
価格:99,000円(税込)

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