7月1日開幕の第110回ツール・ド・フランスに向け、ジェイコ・アルウラーが出場メンバーを発表。総合エースをサイモン・イェーツが務め、フルーネウェーヘンは2年連続でスプリント勝利を狙う。またアンテルマルシェ・サーカス・ワンティはビニヤム・ギルマイがデビューを果たす。



前哨戦のツアー・オブ・スロベニアで2連勝を飾ったフルーネウェーヘン photo:CorVos

13年連続でツール・ド・フランスに出場するジェイコ・アルウラーが、出場する8名のメンバーを明らかにした。その中心となるのは昨年区間1勝を挙げたディラン・フルーネウェーヘン(オランダ)。2017年大会のパリ決戦をはじめ、ここまでツール通算6勝を重ねるエーススプリンターは、マイケル・マシューズ(オーストラリア)が不在のチームでスプリント勝利の責務を一身に担う。

総合エースとしてはサイモン・イェーツ(イギリス)が2年振りに出場する。2017年に総合7位でヤングライダー賞を獲得し、2019年は山岳で区間2勝を飾ったイェーツ。マリアローザへの挑戦を一度中断して臨むツールは、個人タイムトライアルが1つ(しかもクライマー向き登りフィニッシュ)とイェーツ向きのコースが揃う。また、双子の兄弟アダム(UAEチームエミレーツ)の出場も濃厚のため、それぞれが別々のチームで直接対決する初のグランツールとなる。

2年振りのツールに臨むサイモン・イェーツ(イギリス、ジェイコ・アルウラー) photo:CorVos

また2019年のツアー・オブ・ジャパンの総合優勝者で、今年ユンボ・ヴィスマから加入したクリス・ハーパー(オーストラリア)が初出場。28歳のハーパー以外は全員が30歳以上と経験豊富なメンバーでジェイコは昨年以上の成功を目指す。

アンテルマルシェはギルマイ&メインチェスでチーム初勝利狙う

ツール・ド・スイスで復活勝利を挙げたビニヤム・ギルマイ(エリトリア、アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ) photo:CorVos

チーム創設以来初のステージ優勝を目標にするアンテルマルシェ・サーカス・ワンティは、昨年ブレイクしたビニヤム・ギルマイ(エリトリア)がツール初出場を決めた。今年4月のロンド・ファン・フラーンデレンで落車し、脳震盪のため2ヶ月に渡り戦線離脱してギルマイは、復帰直後のツール・ド・スイス第2ステージで久々の勝利。しかもワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ)やアルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)を下しての勝利ということもあり、平坦はもちろん丘陵ステージでの注目度は高い。

山岳での勝利や総合上位を目指すのはルイス・メインチェス(南アフリカ)。前哨戦であるクリテリウム・デュ・ドーフィネで逃げ切り勝利を挙げたゲオルク・ツィマーマン(ドイツ)のアシストを受けながら、昨年の総合7位以上の結果を目指す。また、2月のボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナで総合優勝を飾り、ストラーデビアンケでは4位とかつての力を取り戻しつつあるルイ・コスタ(ポルトガル)や、母国フランスで2度目のステージ優勝を狙うリリアン・カルメジャーヌの走りにも注目だ。
ジェイコ・アルウラー ツール出場メンバー
ローソン・クラドック(アメリカ)
ルーク・ダーブリッジ(オーストラリア)
ディラン・フルーネウェーヘン(オランダ)
クリス・ハーパー(オーストラリア)
クリストファー・ユールイェンセン(デンマーク)
ルカ・メズゲッツ(スロベニア)
エルマール・レインデルス(オランダ)
サイモン・イェーツ(イギリス)
アンテルマルシェ・サーカス・ワンティ ツール出場メンバー
リリアン・カルメジャーヌ(フランス)
ルイ・コスタ(ポルトガル)
ビニヤム・ギルマイ(エリトリア)
ルイス・メインチェス(南アフリカ)
アドリアン・プティ(フランス)
ディオン・スミス(ニュージーランド)
マイク・トゥーニッセン(オランダ)
ゲオルク・ツィマーマン(ドイツ)
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

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