ジロ・デ・イタリアでEFエデュケーション・イージーポストの選手が着用したPOCのアイウェア"Elicit Ti"が世界で365本限定で販売される。3Dプリント技術を駆使したオープントラス構造とチタン素材によって優れた性能と軽量性、そして持続可能性を実現したアイウェアを紹介しよう。



POC Elicit Ti (c)poc

ベン・ヒーリーとマグナス・コルトによるステージ2勝でジロ・デ・イタリアを終えたEFエデュケーション・イージーポスト。ジロでのEFエデュケーションは毎年スイッチアウトキットで身を包むことで話題を攫うチームであり、今年も例に漏れず独特なデザインとコンセプトのもと作られたジャージを採用していたが、ヘルメットとアイウェアでサポートするPOCも特別アイウェア"Elicit Ti"をチームに供給していた。

ElicitはEFエデュケーションの選手と共に開発したプロ仕様のリムレス大型一眼アイウェアで、テンプルにトラス構造を採用することで軽量性と強度が確保されたモデルとしてお馴染みだ。そんなElicitをベースにテンプルを3Dプリント成形のチタン製としたことが、今作の大きなポイントだ。

AIMスウェーデンという3Dプリントを得意とする企業とタッグを組み、医療グレードのチタンを活用したフレームの開発を実施。微細なチタン粉末をレーザーで溶かしながら素材を積層する手法を採ることで、オープントラス構造でフレームの線が非常に細いテンプルを実現させた。この素材と構造を実現することで、アイウェアとして必要な剛性、快適性を確保しながら、通常のElicitより若干軽量な22gを達成。

非常に細い線のテンプルとされている (c)poc

今作は高いパフォーマンスと同時に持続可能性を高めることも開発のキーポイントとなった。粉末チタンを素材とすることで、Elicit Tiの製造で残った粉末や他製造プロセスからのリサイクル素材を活用することで、使用する資源を無駄にしないアイウェアを実現した。

そんなElicit Tiが世界で365本限定で販売される。日本国内では6月10日の12時より、国内代理店のフルマークス各店舗とオンラインストアで販売開始予定だ。

非常に大きなレンズが搭載されている (c)poc



POC Elicit Ti
重量:22g
価格:52,000円
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