CJ開幕戦で北林が竹内ら退け完勝　女子は川口が白星発進

MTBシリーズの第1戦である「Coupe du Japon（クップ ドュ ジャポン） 菖蒲谷」が開催された。XCO男子エリートは竹内遼や沢田時（宇都宮ブリッツェン）を引き離した北林力（TEAM Athlete Farm SPECIALIZED）が優勝。女子エリートは川口うらら（TEAM TATSUNO）が制している。

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4月21日（金）から23日（日）にかけ、マウンテンバイクのシリーズ戦の「Coupe du Japon（クップ ドュ ジャポン）」が開催された。その初戦であるCoupe du Japon 菖蒲谷の舞台は、兵庫県たつの市にある菖蒲谷森林公園・特設コース。その大会最終日にXCO男子エリートのレースが行われた。

3.5kmのサーキットを5周＋αで争われるレースには、今年加入した宇都宮ブリッツェンとして初のMTBレースとなる沢田時や竹内遼、北林力選手（TEAM Athlete Farm SPECIALIZED）など国内の有力選手たちが出場。全69名の選手たちが、国内トップクラスの難易度を誇るコースをスタートした。

序盤は最前列でスタートを切った沢田がしばらく先頭を守ったものの、すぐさま北林と竹内が追い抜き、2人は沢田を引き離す。その後、北林は竹内をも置き去りにして、最終的に31秒差をつけて先頭でフィニッシュ。3位は宮津旭選手（PAXPROJECT）との争いを制した沢田が入り、表彰台に上がっている。

優勝した北林は「今週は身体のトラブルが多くどうなるかと思いましたが、両日勝ちでまとめられて良かったです。応援ありがとうございました。これからワールドカップに向けて体整えてしっかり調子上げていきます！」とSNSで喜びと感謝を綴っている。

また2位の竹内は「色々なことが噛み合って無いままこの日を迎えて、正直自分に対して全く期待を持てなかったけれど、、、仲間達に助けられて最後は自分自身に向き合う事が出来た。勝てなかったけど、悪くない日。ここから」とコメントした。

3位の沢田は「3位表彰台は獲得したが、トップ2人と大きく離されてしまい悔しい結果となった。ロードレースでフィジカルは上がっているが、まだマウンテンバイクで生かしきれていなかった。1ヶ月後の重要なレース（MTBやわたはま国際MTBレース2023）があるので、マウンテンバイクのトレーニングを増やして、ロードで培った脚を活かせるようにしなければならないと感じたレースでした」と語っている。

女子エリートは川口うらら（TEAM TATSUNO）が2位に18分差をつける大差で優勝。2023年を白星発進に成功している。