バイクのみならずホイールまで手がけ、世界のトップレースを戦うスペシャライズド。ロヴァールのホイールラインナップにおいて軽量クライミングモデルに位置付けられるAlpinistにアルミ素材を採用したAlpinist SLXが登場した。より多くのライダーがロヴァールのクライミングホイールの性能を堪能できるようになった。



ロヴァール ALPINIST SLX DISC (c)スペシャライズド・ジャパン

スーダル・クイックステップやボーラ・ハンスグローエら世界最高峰のチームをサポートするスペシャライズド。彼らと共にS-Works TarmacとロヴァールのRAPIDE、ALPINISTホイールが積み上げてきた勝ち星は数知れず。最強のパッケージとしてワールドツアーで栄光を掴み続けている。

そんなロヴァールのALPINISTにアルミモデル「ALPINIST SLX」が登場することとなった。低ハイトリムによる軽量性と乗り心地、ハンドリング性能に優れたライドフィールをこれまで以上のサイクリストに体験してもらいたいというスペシャライズドの想いから開発がスタートした、ALPINISTとしては初のアルミ製ホイールだ。

ショットピニング加工で耐久性を高めたリム (c)スペシャライズド・ジャパン

内幅20mmで、チューブレスタイヤに対応している (c)スペシャライズド・ジャパン

ALPINIST SLXでは、ロヴァールのアルミモデルSLX 24と同じ6069アルミ合金を素材とし、新開発のショットピニング加工を施すことで耐久性を高めていることが特徴。ALPINISTを冠するモデルに相応しい軽量性を獲得するために、新しいDTスイスの350ハブとサピムのD-Lightストレートプルスポークを使用し合計重量を前作より30g削減し、前後セット1,485gという重量を達成している。

チューブレスタイヤに対応していることも特徴の一つ。低リムハイトホイールとチューブレスタイヤの快適性、効率的な転がりの相性は良く、車輪周りのシステムとして優れたライドクオリティーを実現している。もちろん高い剛性も備えられており、ヒルクライムで鋭い加速でアドバンテージを得ることが可能だ。

リムの内幅は20mmと現在の太めのタイヤとの相性も良い。スポークはフロント21本、リアは24本という構成。標準装備されるフリーボディはシマノHGで、交換可能となっている。税込価格はフロント39,600円、リア59,400円(前後合計:99,000円)に設定されており、完成車からのアップグレードやトレーニングに最適だ。

DTスイスの350ハブがアセンブルさる (c)スペシャライズド・ジャパン



ロヴァール ALPINIST SLX DISC
サイズ:700c
リム:ディスクブレーキ、チューブレス対応、ハイト24mm、外幅23.5mm、内幅20mm
ハブ:DT Swiss 350ストレートプル、センターロック、スターラチェット 36t インターナル(10°)、100x12mmと142x12mm、Shimano Road11速HGフリーハブ(交換可能)
ベアリングの種類:DT Swissシールドカートリッジベアリング
スポーク:Sapim D-Lightストレートプル、フロント︓ラジアル/2クロス(2:1) 21本、リア︓2クロス(1:1) 24本
ニップル:Sapimセキュアロック・ダブルスクエアアロイ・ブラック、2.0 x 18mm、16cNm
最大空気圧:130psi
重量:フロント694g、リア791g(チューブレスリムテープとバルブ15gを除く)
耐荷重:125kg
税込価格:フロント39,600円、リア59,400円


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