6月に開催されるUCIステージレース「ツール・ド・熊野」の開催概要が発表された。今年は2ステージでの開催となり、新たなUCIレース「古座川国際ロードレース」と連続しての3日間開催に変更される。また、中島康晴がアテンドするツール・ド・熊野オフィシャル観戦ツアーの募集も開始された。



今年のツール・ド・熊野はクイーンステージの「熊野山岳コース」が初日となる photo:Satoru Kato

三重県と和歌山県にまたがる熊野地域を舞台として開催されるUCI2.2クラスのステージレース「ツール・ド・熊野」。2023年大会は、これまで第1ステージで使用されてきた「赤木川清流コース」が、対面通行区間の安全確保が難しいことからカットされ、2日間2ステージへ変更される。これにより、丸山千枚田を駆け抜ける「熊野山岳コース」が第1ステージに、くじらの街・太地町を走る「太地半島」が第2ステージとなる。

赤木川に沿って走るステージは残念ながら今年は開催されない photo:Satoru Kato
一方で、昨年ジャパンサイクルリーグ(JCL)のレースとして開催された和歌山県古座川町でのレースがUCIレースに昇格し、「古座川シティ・インターナショナルロードレース(古座川国際ロードレース、UCI1.2)」として開催され、ツール・ド・熊野と連続した日程で開催される。古座川国際ロードレースは6月2日(金)、ツール・ド・熊野は6月3日(土)から4日(日)となる。古座川国際ロードレースは、当初9月に予定されていたが、6月開催に変更された。

これに伴い、両大会をあわせて「熊野インターナショナル・ロードレースフェスタ」として、レース開催地でのイベントが開催される。両大会の日程とコースは以下の通り。

6月2日(金)古座川シティ・インターナショナルロードレース(UCIアジアツアー1.2)
135.8km(パレード1km+3.5km+42.6km×3周+4.5km)

古座川国際ロードレース コース図 ©︎SPORTS PRODUCE 熊野
古座川国際ロードレース コースプロフィール ©︎SPORTS PRODUCE 熊野


6月3日(土)ツール・ド・熊野 第1ステージ「熊野山岳」(UCIアジアツアー2.2)
105.2km(パレード0.7km+104.5km)

ツール・ド・熊野2023 第1ステージ コース図 ©︎SPORTS PRODUCE 熊野
ツール・ド・熊野2023 第1ステージ コースプロフィール ©︎SPORTS PRODUCE 熊野


6月4日(日)ツール・ド・熊野 第2ステージ「太地半島」(UCIアジアツアー2.2)
104.3km(パレード0.7km+10.5km×9周)

ツール・ド・熊野2023 第2ステージ コース図 ©︎SPORTS PRODUCE 熊野
ツール・ド・熊野 第2ステージ コースプロフィール ©︎SPORTS PRODUCE 熊野



出場チームは、海外6チーム、国内12チームの計18チームを予定。古座川国際ロードレースとツール・ド・熊野の両大会共通となる。
古座川国際ロードレース、ツール・ド・熊野 出場チーム
海外チーム
トレンガヌ ポリゴン・サイクリングチーム(マレーシア)
EFエデュケーション・NIPPOディヴェロップメントチーム(アメリカ)
ゴー・フォア・ゴールド・フィリピン(フィリピン)
LXサイクリングチーム(韓国)
ユニバース・サイクリングチーム(オランダ)
キャッシュ×パークップ(オーストラリア)
国内チーム
キナンレーシングチーム JCLチーム右京
宇都宮ブリッツェン シマノレーシング
マトリックスパワータグ 愛三工業レーシングチーム
チームブリヂストンサイクリング ヴィクトワール広島
さいたま那須サンブレイブ レバンテフジ静岡
スパークルおおいたレーシングチーム VC福岡
中島康晴氏がアテンドするツール・ド・熊野観戦ツアー ©︎SPORTS PRODUCE 熊野
中島康晴氏がアテンドする観戦ツアー

現地観戦したい方のために、ツール・ド・熊野のオフィシャル観戦ツアーが用意される。レースの観戦だけでなく、世界遺産の熊野地域をめぐる観光と宿泊がセットされており、元キナンレーシングチームの中島康晴氏がアテンドする。

定員は30名(最低催行人数15名)で、料金は35,000円から。締め切りは5月19日(金)。ツアー詳細と申し込みは下記リンクからご参照ください。

リンク:ツール・ド・熊野オフィシャル観戦ツアー(ツール・ド・熊野公式サイト内)


text:Satoru Kato