CX世界選女子ジュニアでホルムグレン姉妹がワンツー　イザベラが優勝しエバが銀メダル獲得

前日のチームリレーを経て、2月4日（土）に2023年シクロクロス世界選手権の女子ジュニアレースが行われた。優勝候補ローレン・モレングラーフ（オランダ）がパンクで沈むなか、イザベラ・ホルムグレン（カナダ）がアルカンシエルを獲得し、双子姉妹であるエバが2位に入った。

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オランダのホーヘルハイデを舞台にした2023年シクロクロス世界選手権。前日に初めて正式開催されたチームリレーを終え2月4日（土）に、女子ジュニアが雨のパラつく気温8度のなか行われた。

アルカンシエルカラーのスタートラインに並んだのは、UCIワールドカップなどで今季7勝を積み上げるローレン・モレングラーフ（オランダ）や、イザベラとエバ・ホルムグレン（カナダ）の双子姉妹を含む全47名の選手たち。現地時間午前11時にスタートが切られ、バレンティア・コルヴィ（イタリア）がホールショットを決めた。

全5周の戦いでは、2周目にして早くもイザベラとエバが先頭集団の前方でペースを作る。周回を重ねるごとにイザベラとエバは後方との差を拡げ、唯一食らいついたモレングラーフは3周目でリアタイヤのパンクにより脱落。ピットから遠い位置でのトラブルにモレングラーフは後続に抜かれていき、挽回するも届かず7位でフィニッシュしている。

その後もイザベラとエバのペースが落ちることはなく、イザベラはエバとの差を僅かに拡げながら快調に飛ばしていく。最終的にエバと20秒差、3位のセリア・ジェリー（フランス）に47秒差をつけたイザベラが、女子ジュニアカテゴリーの王者に輝いた。

「まだ実感がわかないけれど、自分の勝利に加えエバの銀メダルが更に特別な気持ちにさせてくれた。表彰台で国歌を聞くことができるなんて最高の気持ち。他のカテゴリーを戦うカナダの選手たちに繋がる結果だと思う」とイザベラは語った。

また、フィニッシュ直後にイザベラの勝利を喜んだ2位のエバは「カナダ初のメダル獲得を目指し、世界選手権の舞台にやってきた。メダルはもちろん私の双子の姉妹であるイザベラが勝利した。彼女と母国カナダによる達成に喜びが爆発した。最高の瞬間だった」とイザベラを祝福しながら、自身の銀メダル獲得を喜んだ。