キャノンデール Synapse 3　拡張性に優れたマルチパーパスなアルミロード

キャノンデールのエンデュランスバイク"Synapse"のアルミモデルがフルモデルチェンジ。よりスムーズなライドフィールと高い拡張性を備えたマルチパーパスなエントリーバイクへと進化した。

---

昨年、キャノンデールらしい独創性あふれる新機軸とともにデビューした新型Synapse Carbon。よりスムーズでキャパシティーのあるバイクとしてリデザインされたフレーム、そしてリアレーダーと連動する前後ライト、バッテリーを統合したSmartSense システムを搭載し、安全かつ快適にサイクリングを楽しめるバイクとして世界中から注目を浴びた。

そのSynapse Carbonのコンセプトを受け継ぎつつ、より身近な価格を実現するエントリーバイクとして、アルミフレームを採用したSynapseシリーズが登場した。160,000円（税込）という手の届きやすいプライスと、様々な用途に対応するキャパシティの大きさを両立したハイバリューな一台に仕上げられた。

フレームは軽量なスマートフォームC2アロイ製で、Synapse Carbon同様のドロップドシートステーデザインを採用。コンパクトにまとめられたリアトライアングルには、キャノンデールが得意とするフレックスゾーンが組み込まれている。

チェーンステーが途中で大きく絞りこまれることで上下方向へのしなり量を確保。シートチューブとシートピラーも強調しながらフレックスすることで、不快な路面からの振動をカットし、身体への負担を軽減してくれる。

ジオメトリーについても、初めてのロードバイクとして無理のないライディングポジションを実現するコンフォートな設計に。安定性に優れたハンドリングは、初心者でもふらつくことなく自信を持ってまっすぐ走ることに繋がるだろう。一方で、ペダリングパワーを余すところなく伝える反応性も有しており、スポーティーな走りもしっかり楽しめる。

走行性能に大きく影響するフロントフォークがフルカーボン製とされているのも大きなポイント。コラムまでカーボンとされており、軽量かつ振動吸収性にも長けている。ダンシングなどでバイクを振ったときの挙動の軽さにも繋がるポイントだ。

前後とも最大35mm幅のタイヤを飲み込むクリアランスを確保しており、グラベルライドやキャンプツーリングも楽しめる余裕ある設計だ。フルフェンダー用のアイレットも設置されており、雨の多い時期でも活躍する一台だ。

フェンダー台座以外にも、フレームおよびフォークには多数のマウントが用意されており、高い拡張性も魅力の一つ。完成車状態ではSmartSenceは搭載していないものの、ダウンチューブにはSmartSenceバッテリー用のポートも用意されている。専用マウントと組み合わせることで後付けでSmartSenceシステムを搭載することも可能だ。

スムーズで上質な乗り味と、35mmタイヤを装着できるキャパシティ、フェンダーやキャリア、SmartSmartシステムまで搭載可能な高い拡張性を兼ね備えた新型Synapseは、9速のシマノ SORAで組み上げられたSynapse 3完成車にて展開される。カラーはSmoke BlackとLaguna Yellowの2色、サイズは48、51、54の3種類が用意される。価格は160,000円（税込）。

---

キャノンデール　Synapse 3
フレーム：Lightweight SmartForm C2 Alloy, SmartSense compatible, BSA threaded BB, internal cable routing, flat mount, 142x12 thru-axle, removable fender bridge, hidden rack/fender mounts
フォーク：Synapse Carbon, integrated crown race, 12x100mm thru-axle, internal routing, flat mount brake, fender mounts
コンポーネント：Shimano Sora, 9-speed
タイヤ：Vittoria Zaffiro, 700 x 30c
カラー：Smoke Black,Laguna Yellow
サイズ：48,51,54
価格：160,000円（税込）