レースとストリート文化、歴史を感じさせる老舗チネリのアパレルラインアップ

ロードレース、ストリートカルチャーへの造詣の深さと、長い歴史から多面的な顔を持つイタリアのチネリ。多様な文化が入り混じるのがアパレルラインアップであり、今年も多数の新作が登場している。定番グラフィックなどが揃うラインアップを紹介しよう。

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気鋭アーティストを起用したアバンギャルドなデザインから、シンプルなデザインまで揃うチネリのアパレルラインアップ。近年の定番となったCIAOは、チネリのCウィングを使い肩の力が抜けたロゴとなっており、ブランドロゴよりもポップで親しみやすいデザインが魅力だ。そんなCIAOロゴを使ったTシャツに、落ち着いたオフホワイトカラーが登場。このカラーはコロンバスのロゴTシャツにも追加されており、これまで以上にカジュアルに着こなせるようになっている。

クレストTシャツに描かれるエンブレムに描かれる騎士の兜、緑色の蛇、ユリの花は創業者チーノ・チネリにとって深い意味を持つモチーフ。元々ヘッドバッジとしてデザインされたものがTシャツのデザインとして復刻され、ヨーロッパらしい伝統とブランドの歴史を感じる一着となっている。そのクレストTシャツの新色はオフホワイトと鮮やかなゴールデンイエローだ。

「WE BIKE HARDER」という力強いコンセプトを掲げるコレクションも登場している。芸術的な側面も強いチネリだが、やはり自転車は乗ってこそというチネリらしいメッセージが込められているはずだ。デザインは非常にシンプルで、チネリ・ウィングロゴの下にタグラインが追加されるのみ。Tシャツはホワイトカラーのみで、キャップはブルーラインとブラウンライン、イエローラインの3種類が展開される。

チネリのアパレルコレクションで欠かせないのが非常に多くの種類が用意されるキャップだ。EROICAキャップはイベントのエロイカではなく、チーノ・チネリが初めて作成したキャップの復刻版だ。アメリカ市場のために作られたキャップ第一弾と同時に作られたウェアは人気アイテムとなり、その後10年間も作り続けられたという名作だという。そのデザインがリバイバル。ロゴと紋章に加えて、色使いも1970年当時のようなシックなものとする事でクラシックなデザインとなっている。ラインアップはホワイトとネイビー。

アルプス最高峰・モンブランをイタリア語にしたMONTE BIANCOと名付けられたキャップは、今のチネリらしい、ブランドロゴを無造作に散りばめ派手なグラフィックとした一着だ。NY MESSENGER WORLD CHAMP CAPもストリートカルチャーらしいグラフィックが、ベン・ジャンダニアンというデザイナーによって描かれたモデル。

RACING BICYLEキャップは、70年代や80年代のモータースポーツのポスターのような書体や色使いのレターを散りばめたモデル。チェッカーフラッグを想像させるような市松模様などもレーシングを感じさせる要素だ。RAINBOW CINELLIはポップなカラーリングで、シンプルなウェアコーディネートに加えることで華やかなアクセントとなってくれそうだ。

また、ミラノのストリートファッションブランド"IUTER"とコラボしたグローブとソックスもラインアップに加わっている。グローブは黄色と紫の2色とダブルネームのロゴが配置されたシンプルなもの。ソックスはシューズで隠れてしまう足部分に左右非対称のグラフィックを描いたもの、カフ部分は使い勝手の良い白色だがよく見ると足部分と同じようなグラフィックがあしらわれているこだわりの一足だ。各製品の価格等は以下の一覧をチェックしてもらいたい。