イタリアの老舗サドルブランド、セッレイタリアから"FLITE 1990 embroidery"のホワイトバージョンが登場。名作として名高い初代FLITEをリメイクしたFLITE 1990をベースに当時のロゴデザインを刺繍で施しクラシックな雰囲気を強めた特別モデルに、バイクの雰囲気を明るくする新カラーが限定販売される。



セッレイタリア FLITE 1990 embroidery ホワイト (c)日直商会

トップレースシーンにおいても、多くの選手やチームが使用するレーシングサドル界のリーディングカンパニーであるセッレイタリア。その長い歴史の中でも、名作として多くのベテランサイクリストに支持されてきたのが、1990年に発表されたFLITEだ。

今をさかのぼること30年以上前、サドル史上初となる200g台の重量を実現したFLITEは、その軽量性と快適性で瞬く間に多くのサイクリストを虜にした。現代の軽量サドルの源流としても知られる名作だが、初代モデル登場以来、製法や素材の進化に合わせて何度もモデルチェンジを行ってきた。

一方で、初代モデルの座り心地やクラシックなルックスを求める声も未だに多い。その声に応えるように、セッレイタリアは初代モデルの設計はそのままに、現代のテクノロジーでリメイクしたFLITE 1990を"クラシックライン"として今もラインアップしている。

そんなFLITE 1990だが、現行モデルはノーズ部分にイエローでFLITEの、エンド部にセッレイタリアのロゴがそれぞれ入るのみとかなりシンプルなグラフィックとなっている。どんなバイクにも合わせやすいミニマルなグラフィックだが、往年の名作の雰囲気をさらに引き出すため、セッレイタリアの代理店を務める日直商会が企画したのが往事を思い起こさせるデザインの特別仕様モデル"FLITE 1990 embroidery"だ。

NJSマークが貼付されるNJSマークが貼付される (c)日直商会
FLITE 1990 embroidery最大の特徴は、トップカバーにセッレイタリアの旧ロゴが大きく刺繍されること。20年ほど前にはセッレイタリアにも刺繍ロゴモデルが存在していたが、近年はプリントオンリーになってきていた。しかし、FLITE 1990のクラシックなデザインにはやはり刺繍ロゴが良く似合う。

昨年、ブラックモデルで刺繍ロゴを復活させた日直商会だが、今回はホワイトモデルに刺繍ロゴをあしらうことに。刺繡ロゴはもちろん、ベースとなるFLITE 1990にホワイトモデルは存在しないため、二重の意味で特別なサドルとなっている。これも、前作に大きな反響があったからこそ実現した仕様だろう。また、このFLITE 1990 embroideryは「競走車部品認定基準適合部品」、いわゆる"NJS"認定を受けている。競輪選手のパワーを受け止めるサドルとして公式に認められた存在であるというのもまた特別感を増すポイントではないだろうか。



セッレイタリア FLITE 1990 embroidery
カラー:White
サイズ:146×280mm
重量:230 g
レール素材: Titanium 7mm
トップ素材: Leather
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税込価格:20,350円


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