今年よりプロチームとして活動するQ36.5プロサイクリングチームがチームキットを発表した。クベカ・アソスの流れを継ぐ同チームにはスコットとスラムが機材スポンサーにつくことも明らかになった。



グレーを基調としたQ36.5プロサイクリングチームのチームキット photo:Q36.5 Pro Cycling Team

Q36.5プロサイクリングチームは解散したディメンションデータ(最後の名称はクベカ・アソス)でGMを務めたダグ・ライダー氏が創設したチーム。イタリアのサイクリングアパレルブランド「Q36.5」をタイトルスポンサーにした新チームのキットが公開された。

ヒートマッピング技術とボディセンサーを駆使し、「選手の体温を36.5°Cに保つ」をコンセプトにしたジャージのカラーはグレー。プロトンでのダイナミックな動き、そして人々やチームパフォーマンスを前進させることを表したデザインなのだという。

そしてウェアと同時に使用するバイクも公開され、チームが籍を置くスイスのバイクブランド「スコット」とのパートナーシップを発表した。スコットは前日にワールドチームであるチームDSMと2年の契約延長が発表されたばかりで、プロチーム以上へのスポンサードとしては2チーム目となる。また、コンポーネントはスラムがオフシャルスポンサーとなる。

バイクはチームが籍を置くスイスのスコットを使用する photo:Q36.5 Pro Cycling Team

コンポーネントはスラム、ホイールはジップだ photo:Q36.5 Pro Cycling Team
フルモデルチェンジを果たしたスコット Foil RC photo:Q36.5 Pro Cycling Team


昨年末で引退したヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア)がテクニカルアドバイザーに就任したチームには、トレックから移籍したジャンルーカ・ブランビッラ(イタリア)やジャック・バウアー(ニュージーランド)など経験豊富な選手が加入。また1月7日にはロット・デスティニーからカミル・マウェツキー(ポーランド)が加わり、24名いる選手の半数がワールドチームからの移籍と、新設チームにも関わらず強力なメンバーを揃えた。

開幕レースとなるのはワールドチームやJCLチーム右京も出場する、1月30日開幕のサウジ・ツアー(UCI.1)だ。

text:Sotaro.Arakawa