MTBのクロスカントリーからダウンヒルまでプロから選ばれるタイヤブランド、マキシス。雨のXC用タイヤとして位置付けられたFOREKASTERがモデルチェンジで、ダウンカントリーと呼ばれるショートトラベルトレイルタイヤへと進化を遂げた。



マキシス Forekasterマキシス Forekaster (c)マルイ
クロスカントリーレースでは絶対王者ニノ・シューター擁するスコット・スラムに、ダウンヒルではレジェンドのグレッグ・ミナーが所属するサンタクルズ・シンジケートをサポートするタイヤブランドのマキシス。各カテゴリーのチャンピオンたちの走りを支えるASPENやASSEGAIといったタイヤ開発と確かな性能で愛用するホビーライダーも多いブランドだ。

そのラインアップにクロスカントリー向けタイヤとして用意されていたFOREKASTER(フォーキャスター)がモデルチェンジを遂げる。FOREKASTERは雨天レース用として開発されたモデルだが、新型ではクロスカントリーレースとトレイルライドの中間に位置するタイヤへと変化している。

サイド部分のノブは大きく、外側に張り出しているサイド部分のノブは大きく、外側に張り出している (c)マルイ
クロスカントリーとトレイルライドの中間は近年ダウンカントリーと銘打たれ、100mm〜130mmトラベルのサスペンションを備えたバイクが数を増やしている注目のカテゴリー。トレイル系バイクよりも軽量で、クロスカントリーレースバイクよりもキャパシティが広く、自走でトレイルを繋いで走るという方、クロスカントリー系で上下左右の動きをつけて遊びたい方にフィットする遊び方だ。

そんな楽しみ方にフィットするFOREKASTERは、センターノブの間隔を狭めることで転がり抵抗を低減し、サイドノブがウォール側まで張り出すことでグリップ力を高めている。さらにノブが配置されていないところにも突起を備え泥はけ性を確保。マキシスのラインアップではMinionやDissectorよりも転がり抵抗が小さく、AspenやRekonよりもコーナリング、クライミング、ブレーキングトラクションが高いことが特徴。

マキシス Forekasterマキシス Forekaster (c)マルイ
FOREKASTERの構造は転がり抵抗とコーナーリンググリップに配慮したデュアルコンパウンドと、サイドカットを防ぐEXOというテクノロジーが採用されたチューブレスレディ仕様。ビードはケブラーだ。販売サイズは29"×2.4"WTで、重量は945g。価格は9,240円(税込)。

横に張り出したノブによって高いコーナリンググリップを実現している横に張り出したノブによって高いコーナリンググリップを実現している (c)マルイ


マキシス FOREKASTER
サイズ:29X2.40WT
ETRTO:61-622
TPI:60
ビード:ケブラー
重量:945g
コンパウンド:デュアル
価格:9,240円(税込)

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