ブエルタ・ア・エスパーニャを主催するユニパブリックが、バルセロナで開催される第78回大会序盤2日間のコースを発表。チームTTの距離は14.6kmで、2日目にはバルセロナの街を見下ろす「モンジュイックの丘」にフィニッシュラインが用意される。



バルセロナで開幕する第78回ブエルタ・ア・エスパーニャバルセロナで開幕する第78回ブエルタ・ア・エスパーニャ photo:Unipublic
2023年8月26日、第78回ブエルタ・ア・エスパーニャが1992年バルセロナ五輪のセーリング会場となった港「ポート・オリンピック」を出発する。今年1月には既にチームタイムトライアルでのバルセロナ開幕がアナウンスされていたが、主催者ユニパブリックは第1ステージと第2ステージの詳細を明らかにした。

フィリップ・ジルベール(ベルギー、当時BMCレーシングチーム)がステージ優勝を果たした2012年以来11年振りに、開幕の地としてはルディ・アルティヒ氏が総合優勝した1962年以来61年ぶりにスペイン1周レースへと登場するバルセロナ。4年ぶりに復活するチームタイムトライアルのコースは純粋なスピードが求められる14.6kmの平坦コースで、第2ステージは郊外のマタロを出発してバルセロナに戻る181.3kmのマスドステージだ。

8月26日 第1ステージ バルセロナ〜バルセロナ(14.6km)8月26日 第1ステージ バルセロナ〜バルセロナ(14.6km) photo:Unipublic
8月27日 第2ステージ マタロ〜バルセロナ(181.3km)8月27日 第2ステージ マタロ〜バルセロナ(181.3km) photo:Unipublic
ボルタ・ア・カタルーニャでもお馴染みの登坂「モンジュイックの丘」ボルタ・ア・カタルーニャでもお馴染みの登坂「モンジュイックの丘」 photo:CorVos
第2ステージの序盤と中盤に1つずつ用意されたカテゴリー山岳(3級+2級)はマイヨモンターニャ(山岳賞ジャージ)を射止める絶好の機会。生粋の逃げ屋やクライマーがその栄誉を取りこぼすはずがない。フィニッシュ地点はボルタ・ア・カタルーニャでもお馴染みで、2012年にジルベールが勝利した名物登坂「モンジュイックの丘」の上に引かれている。

ディフェンディングチャンピオンのレムコ・エヴェネプール(ベルギー、クイックステップ・アルファヴィニル)はジロ・デ・イタリアに参戦するためブエルタ不出場をアナウンス済みだ。

2023年ブエルタ・ア・エスパーニャのコース全容は1月10日に発表される見通し。

text:So Isobe

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