今年痛めた右肩の手術に踏み切ったプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)が自身のSNSで現状を報告した。トレーニング復帰まであと1ヶ月かかるとしながらも、「リハビリは順調だ」と笑顔でファンに語りかけた。



今年2度の大きな落車に見舞われたプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)今年2度の大きな落車に見舞われたプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ) photo:CorVos
「リハビリは計画通り進んでいる。ご覧の通り少しなら(肩を)動かすことができる。自転車に乗るまであと1ヶ月ほどはかかるだろう」。プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)は11月10日、自身のインスタグラムに投稿した動画でそう語った。

今年のツール・ド・フランス第5ステージで落車して右肩を脱臼したログリッチは、その後レースに復帰したものの第15ステージで途中棄権。大会4連覇を目指し臨んだブエルタ・ア・エスパーニャも第16ステージで右半身を負傷し、途中リタイアとなったログリッチにとって2022年は不運なシーズンとなった。

ログリッチは手術直後に投稿した動画で、その内容を「骨の一部を切り取り、脱臼する箇所に移植する手術」と説明し、トレーニングを再開できるのは6〜8週間後だと語っていた。そのためログリッチの言葉通り、順調な回復具合にあると見られている。

毎年、シーズンが始まる直前の12月や1月にジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランスに出場する主要メンバーを発表するユンボ・ヴィスマ。なかでも注目されるのはジロ出場の可能性も語っているヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク)の動向だが、今回のログリッチの状態もメンバー構成に大きな影響を及ぼしそうだ。


text:Sotaro.Arakawa