プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)は10月10日、今年のツール・ド・フランスで脱臼した肩の手術を受けたと明らかにした。術後「第一段階は無事に成功した」とSNSに投稿している。



ツール、ブエルタと落車リタイアしたプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)ツール、ブエルタと落車リタイアしたプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ) photo:CorVos
「肩をしっかり治す必要がある。何度も脱臼していることは周知の通りで、手術は明日の午後に行われる」と、手術の前日に母国スロベニアのメディアに伝えていたプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)。10月10日(月)に手術を受け、直後にログリッチは自身のインスタグラムに「手術は成功した。いまは回復に努める時。すぐにレースで会えることを願っている。I’ll be back(必ず戻ってくる)」と、動画で手術の第一段階が成功したことを報告した。

手術内容について、ログリッチは「骨の一部を切り取り、脱臼する箇所に移植する手術」と説明。トレーニングを再開できるのは6〜8週間後だという。

今年はパリ〜ニースとクリテリウム・デュ・ドーフィネで総合優勝を挙げるなど、過去最高の戦績でツール・ド・フランスに臨んだログリッチ。しかし、第5ステージで落車し右肩を脱臼。直後に自ら外れた肩を戻してレース復帰したと伝えられている。

これまでもログリッチは2021年のパリ〜ニースで左肩を脱臼するなど、度々肩の怪我に見舞われていた。「より強くなるために、また新しいシーズンの新しい挑戦に向けてこの怪我を本格的に治さなければならない段階に来た。彼ら(医療スタッフ)が僕に伝える事実を尊重し、少しでも早く自転車の上に戻れるよう努力する」とログリッチは語っている。


text:Sotaro.Arakawa

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