日本勢としてたった一人、ロード世界選手権女子エリートロードレースに出場し、29位で終えた與那嶺恵理(ヒューマンパワードヘルス)。「悔しさはありますが、怪我なくシーズンを終えられたのでホッとしています」と過酷な一日を振り返っている。



エレナ・エリッチ(セルビア)とスタートを待つ與那嶺恵理エレナ・エリッチ(セルビア)とスタートを待つ與那嶺恵理 photo:Kyosuke Takei
強豪国がコントロールする中、絶えず集団前方でレースの動きをチェックし続けていた與那嶺。アップダウン厳しいウロンゴンの周回コース終盤まで粘り続けたものの、最後のアタック合戦で遅れ、4分50秒遅れの29位でフィニッシュした。

「最後にメイン集団からドロップした悔しさはありますが、怪我なくシーズンを終えられたのでホッとしています。コースはパンチの効いた登りがあり、私のタイプではありませんでしたが、今のベストは出せました」と與那嶺はレースを振り返る。

強豪勢の中、集団前方で展開する強豪勢の中、集団前方で展開する photo:Kyosuke Takei
前のグループを追いかける與那嶺恵理前のグループを追いかける與那嶺恵理 photo:Kyosuke Takei
2021年6月に外腸骨動脈の線維化症を公表し、その後手術を受けて東京オリンピックに間に合わせた與那嶺。リハビリとトレーニングを重ね、今年は9月中盤のセラティジット・チャレンジbyブエルタに出場して総合19位完走。オーストリア、チロル地方での高地合宿を積んでこの世界選手権に臨んできた。

「チームカーもなく、トラブルが起きればその場でレースが終わる嫌な緊張感はありましたが、うまく集団を泳げたと思います。手術後から3分前後の高い出力でのトレーニングは行っておらずしかし今回はそのゾーンが最も必要なコースだったので1周目を終えた後、これは仕方がないと感じました」と加えている。

10月23日(日)に広島中央森林公園で順延開催される全日本ロード女子(エリート+U23)レースの出場は決定していない。「これでシーズンは終了。10月の全日本選手権は気持ちが乗れば出ようと思います」と話している。

text:So Isobe

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