5名の先鋭集団によるスプリントに持ち込まれた第11回グランプリ・シクリスト・ド・モンレアル。3年振りに開催されたカナダのワンデーレースでタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)がワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ)を下し、初優勝を飾った。



優勝候補筆頭であるワウト・ファンアールト(ベルギー)を擁するユンボ・ヴィスマ優勝候補筆頭であるワウト・ファンアールト(ベルギー)を擁するユンボ・ヴィスマ photo:CorVos
2019年大会以降、勝利のないグレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、AG2Rシトロエン)2019年大会以降、勝利のないグレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、AG2Rシトロエン) photo:CorVosグランプリ・シクリスト・ド・モンレアル2022 コースマップ&プロフィールグランプリ・シクリスト・ド・モンレアル2022 コースマップ&プロフィール image:gpcqm.ca

世界選手権ロードレースを2週間後に控えた9月11日、2日前のグランプリ・シクリスト・ド・ケベック(GPケベック)に続いて第11回グランプリ・シクリスト・ド・モンレアル(GPモンレアル)が開催された。舞台となるのは同じカナダのモントリオール(現地の公用語フランス語の読みはモンレアル)の市内中心部、モンレアル大学とモンロイヤル公園を取り囲む12.3kmの周回コース。1974年のロード世界選手権や1976年のモントリオール五輪ロードレースで使用されたコースは、年々周回数が増加し、登坂の厳しさが増していることが特徴だ。

2日前のGPケベックよりも高低差多いコースには、距離1.8km/平均8%の「カミリアン・ウードの丘」と最大勾配11%の「ポリテクニークの丘(大学理工学部横の丘)」が登場。ここを合計18周する221.4kmのレイアウトは、獲得標高差4,842mと本格山岳レースに匹敵。そんな過酷な戦いに2日前のGPケベックとほぼ同じメンバーが揃った。

現役最後のレースで逃げ、見せ場を作ったアントワーヌ・デュシェーヌ(カナダ、グルパマ・エフデジ)現役最後のレースで逃げ、見せ場を作ったアントワーヌ・デュシェーヌ(カナダ、グルパマ・エフデジ) photo:gpcqm.ca
プロトンはUAEチームエミレーツがコントロールしたプロトンはUAEチームエミレーツがコントロールした photo:gpcqm.ca
前回大会(2019年)を制した証であるゼッケン1をつけ、集団の先頭でスタートを切ったのはグレッグ・ファンアーヴェルマート(ベルギー、AG2Rシトロエン)。世界選手権を占う上でも重要な一戦で、これが現役最後のレースであるアントワーヌ・デュシェーヌ(カナダ、グルパマ・エフデジ)を含む6名が逃げを打った。

一方、ワールドツアーに相応しい豪華メンバーが集うメイン集団はタデイ・ポガチャル(スロベニア)を擁するUAEチームエミレーツがコントロール。GPケベックで優勝したAG2Rシトロエンやワウト・ファンアールト(ベルギー)で勝利を狙うユンボ・ヴィスマなどが牽引に加わったことで、後半に掛けてタイム差は順調に縮まっていった。

逃げ集団からはアンドレアス・レックネスン(ノルウェー、チームDSM)が1人最後まで粘ったものの、残り24kmであえなく吸収される。これをきっかけに再びひと塊となったメイン集団は活性化し、デンマークの若手フレデリク・ワンダール(ボーラ・ハンスグローエ)ら2名がアタック。20秒遅れで最終周回に突入したプロトンではダニエル・マルティネス(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)の加速で、優勝候補による戦いの口火が切られた。

終盤はユンボ・ヴィスマがペースメイクを担当した終盤はユンボ・ヴィスマがペースメイクを担当した
アダム・イェーツ(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)のアタックに追従するポガチャルとファンアールトアダム・イェーツ(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)のアタックに追従するポガチャルとファンアールト photo:gpcqm.ca
この日最後のカミリアン・ウードの丘でポガチャルとアダム・イェーツ(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)が連続してアタックを繰り出す。この動きにロマン・バルデ(フランス、チームDSM)や2018年覇者マイケル・マシューズ(オーストラリア、バイクエクスチェンジ・ジェイコ)が遅れを喫した一方で、ファンアールトやダヴィド・ゴデュ(フランス、グルパマ・エフデジ)、アンドレア・バジオーリ(イタリア、クイックステップ・アルファヴィニル)が追従。5名の先鋭集団が形成された。

ローテーションを回してフィニッシュを目指した5名は後続との差を約30秒まで拡げ、平坦路のラスト1kmに突入する。その中で最初にスプリントを開始したのは、後ろを確かめながら先頭に出たゴデュ。残り300mというアーリースプリントをポガチャルが差を詰め、その背後についたファンアールトが必勝パターンを作り出す。しかし5名によるスプリントを制したのは、ファンアールトが並ぶことのできないスピードでもがいたポガチャルだった。

スプリントでファンアールトと下したタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)スプリントでファンアールトと下したタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ) photo:CorVos
顔に悔しさを浮かべるワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ)顔に悔しさを浮かべるワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ) photo:CorVos
「厳しい戦いだったのは最後のスプリントだけじゃない。レース全体がとてもタフなものだった。チームのおかげでこれ以上ないコンディションのまま最後のスプリントに臨むことができた。もちろんファンアールトのいる難しいスプリントになることは分かっていたが、単純なスピード勝負ではないタフなスプリントには自信があった」とポガチャルは喜んだ。

一方、2位に甘んじたファンアールトは「2kmの及ぶ登りはクラシックレースに登場するものより長く、ポガチャルのファーストアタックには追従できたものの、アダム・イェーツの加速についていくために力を使い果たしてしまった」と敗因を口にした。「でもクライマーについていけたということは自分のコンディションが良い証拠。世界選手権に向けとても良い準備ができた」と、個人TTには出場せず2週間後のロードレースに標準を絞るファンアールトは語った。

グランプリ・シクリスト・ド・モンレアル2022表彰台グランプリ・シクリスト・ド・モンレアル2022表彰台 photo:gpcqm.ca
グランプリ・シクリスト・ド・ケベック2019結果
1位タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)5:59:38
2位ワウト・ファンアールト(ベルギー、ユンボ・ヴィスマ)
3位アンドレア・バジオーリ(イタリア、クイックステップ・アルファヴィニル)
4位アダム・イェーツ(イギリス、イネオス・グレナディアーズ)
5位ダヴィド・ゴデュ(フランス、グルパマ・エフデジ)
6位マウロ・シュミット(スイス、クイックステップ・アルファヴィニル)0:22
7位ジョヴァンニ・アレオッティ(イタリア、ボーラ・ハンスグローエ)
8位ロマン・バルデ(フランス、チームDSM)
9位ペリョ・ビルバオ(スペイン、バーレーン・ヴィクトリアス)0:28
10位ワレン・バルギル(フランス、アルケア・サムシック)0:31
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos
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