白地に赤い水玉模様のマイヨアポワをかけたクライマーのバトル。そして25歳以下の選手を対象にしたヤングライダー賞の行方。今年廃止された超級山岳のポイント2倍システムや、ジャージ獲得が期待される注目選手などを紹介します。



山岳賞のワウト・プールス(オランダ、バーレーン・ヴィクトリアス)とタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)山岳賞のワウト・プールス(オランダ、バーレーン・ヴィクトリアス)とタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ) photo:ASO Pauline Ballet
プロトンの中でも一際目立つマイヨブラン・ア・ポワ・ルージュ(略してマイヨアポワ)は山岳最強クライマーの証。山岳賞が始まったのは1933年だが、特徴的な白地に赤の水玉模様が採用されたのは1975年のことで、ジャージスポンサーは昨年と同じく大手スーパーチェーンのカルフールが務める。

カテゴリー山岳に到達した順に加算されるポイントで争われる山岳賞だが、4級山岳をトップ通過してもわずか1ポイントしか得られないため、1級や超級山岳でいかにポイントを積み重ねるかが重要になってくる。昨年と違う点は超級山岳の2倍のポイントが付与される山岳が廃止されたこと。つまり昨年に比べ、山岳賞の争いが総合上位から分かれることになると思われる。



カテゴリー山岳のポイント配分



超級山岳
 20pts, 15pts, 12pts, 10pts, 8pts, 6pts, 4pts, 2pts
1級山岳
 10pts, 8pts, 6pts, 4pts, 2pts, 1pt
2級山岳
 5pts, 3pts, 2pts, 1pt
3級山岳
 2pts, 1pt
4級山岳
 1pt



システム変更で混沌のマイヨアポワ争い

昨年ポガチャルの次点でマイヨアポワを着たワウト・プールス(オランダ、バーレーン・ヴィクトリアス)昨年ポガチャルの次点でマイヨアポワを着たワウト・プールス(オランダ、バーレーン・ヴィクトリアス) photo:Makoto AYANO
2020年、2021年と連続して総合優勝したタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)がマイヨアポワを獲得したからか、今年は前述したポイント2倍システムが撤廃。そのため獲得が有力視されているのは2年振りにツールに戻ってきたロマン・バルデ(フランス、チームDSM)だ。フランス国民から37年ぶりとなる総合優勝の期待はかかるものの、本人があくまでも「毎ステージをクラシックのように全力で走る」とステージ狙いであることを語っている。そのため山岳ステージで勝利を狙えば、自ずと山岳ポイントがついてくるはずだ。

総合争いから脱落したオールラウンダーや、その山岳アシストたちが狙いを変えてくることが多いことから予想が難しいこの賞。開幕前から注目されているのは今大会最年少での出場となったクイン・シモンズ(アメリカ、トレック・セガフレード)。元々はワンデークラシック系の選手ながらティレーノ~アドリアティコで逃げから山岳賞に輝き、ツール前哨戦のツール・ド・スイスでも山岳賞を狙い通りに射止めた実力者だ。

ツール初出場で山岳賞を狙うと思われるクイン・シモンズ(アメリカ、トレック・セガフレード)ツール初出場で山岳賞を狙うと思われるクイン・シモンズ(アメリカ、トレック・セガフレード) photo:CorVos
歴代のマイヨアポワ受賞者
2020年タデイ・ポガチャル(スロベニア)
2020年タデイ・ポガチャル(スロベニア)
2019年ロマン・バルデ(フランス)
2018年ジュリアン・アラフィリップ(フランス)
2017年ワレン・バルギル(フランス)
2016年ラファウ・マイカ(ポーランド)
2015年クリストファー・フルーム(イギリス)
2014年ラファウ・マイカ(ポーランド)
2013年ナイロ・キンタナ(コロンビア)
2012年トマ・ヴォクレール(フランス)
2011年サムエル・サンチェス(スペイン)


1997年1月1日以降の選手が対象のヤングライダー賞

前日の個人TTで勝利したタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)前日の個人TTで勝利したタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ) photo:Kei Tsuji
1975年のツール・ド・フランスより始まったマイヨブラン(ヤングライダー賞)は、総合順位が最も良い25歳以下(誕生日が1997年1月1日以降)の選手に送られる賞で、ジャージスポンサーは今年も眼鏡販売会社のクリス社がつく。

もともと将来のマイヨジョーヌ候補たちによる争いだったが、近年は若手のめざましい活躍によりヤングライダー賞対象選手が総合優勝することが増え、2019年はエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ)が、2020年と21年はタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)が総合優勝と合わせて受賞している。

なお、ヤングライダー賞1位の選手がマイヨジョーヌを着用する場合、ヤングライダー賞2位の選手が次点でマイヨブランを着用することになる。

ワールドツアー初勝利を掴んだブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツ)ワールドツアー初勝利を掴んだブランドン・マクナルティ(アメリカ、UAEチームエミレーツ) photo:CorVos
3年振りとなるイタリア人区間優勝を挙げたアンドレア・バジオーリ(イタリア、クイックステップ・アルファヴィニル)3年振りとなるイタリア人区間優勝を挙げたアンドレア・バジオーリ(イタリア、クイックステップ・アルファヴィニル) photo:CorVos
2022年大会でヤングライダー賞の権利を有する選手は27名。

マイヨブラン候補の筆頭は大会3連覇を狙う23歳のタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)に間違いない。今年はジョージ・ベネット(ニュージーランド)やマルク・ソレル(スペイン)が加入するなど課題とされていた山岳アシストも揃い、昨年以上に総合優勝(則ちマイヨブラン)へ隙がない。ちなみにポガチャルと同い年で、今季3勝と元々得意のタイムトライアルに加え登坂力も向上しているブランドン・マクナルティ(アメリカ)も対象だ。

今年は総合とヤングライダーの両方で2位だったヨナス・ヴィンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ヴィスマ)やダヴィド・ゴデュ(フランス、グルパマFDJ)などは対象外。ポガチャルが総合で大きく沈まない限りマイヨジョーヌと同じぐらい獲得が困難なこの賞には、ツール初出場で3月のボルタ・ア・カタルーニャで区間優勝を挙げたアンドレア・バジオーリ(イタリア、クイックステップ・アルファヴィニル)やアンドレアス・クロン(デンマーク、ロット・スーダル)などにも期待がかかる。
歴代のマイヨブラン獲得者(同年の総合成績)
2021年タデイ・ポガチャル(スロベニア)総合1位
2020年タデイ・ポガチャル(スロベニア)総合1位
2019年エガン・ベルナル(コロンビア)総合1位
2018年ピエール・ラトゥール(フランス)総合13位
2017年サイモン・イェーツ(イギリス)総合7位
2016年アダム・イェーツ(イギリス)総合4位
2015年ナイロ・キンタナ(コロンビア)総合2位
2014年ティボー・ピノ(フランス)総合3位
2013年ナイロ・キンタナ(コロンビア)総合2位
2012年ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ)総合5位
2011年ピエール・ロラン(フランス)総合10位
text:Sotaro.Arakawa
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