100年の歴史を誇る老舗ブランドのシリカ。ポンプやチタンケージがお馴染みだが、近年はチェーンオイルなどケミカル類にも力を入れており、そのラインアップにタイヤシーラントが加わる。カーボン繊維を配合することで、シーリング性能を高めたUltimate Tubeless Sealantを紹介しよう。



シリカ TUBELESS SEALANT WITH FIBERシリカ TUBELESS SEALANT WITH FIBER (c)日直商会
1917年にイタリアで創業し、高圧ポンプの製造に成功した世界初のブランドであるシリカ。現在はアメリカのインディアナポリスに拠点を移し、伝統あるイタリアンクラフトマンシップとアメリカの革新性を融合させたブランドだ。

定番のフロアポンプのみならず、工具やサイクルバッグなど様々な製品を手掛けており、近年はクリーナーや潤滑剤などケミカル類まで展開。潤滑剤のSYNERGETICは超低抵抗かつ優れた耐久性を備えるなど、単純に手を広げるだけではなく、最先端の技術を使用した最高性能のプロダクトを追求していることが特徴だ。そんなケミカルラインアップにタイヤシーラントUltimate Tubeless Sealantが加わる。

Ultimate Tubeless Sealantは発泡ラテックスと細かく刻んだカーボン繊維を組み合わせ、高圧でも機能するシール力を実現したシーラントだ。発泡ラテックス単体では、パンク修復能力と持続力はトレードオフとなるため、シリカはカーボンを配合しシール力と持続性のバランスを整えていることが特徴だ。

シリカ TUBELESS SEALANT REPLENISHERシリカ TUBELESS SEALANT REPLENISHER (c)日直商会
シリカがカーボン素材を選んだ理由は、液中に繊維が均一に分散し、パンクホールに素早く運ばれるため。また、配合されるカーボン素材は6mm、9mm、12mmという3つの長さに分けられており、最大7.5mmのパンクホールを防ぐことができるという。

カーボン素材でパンク修復能力が強化されたUltimate Tubeless Sealantの耐久性は120日から180日で、-12℃までの低温状況まで機能する性能を確保。優れた持続力を備えておりシリカは3カ月程度での再補充を推奨している。もちろん天候等によってライフタイムは左右されるが、比較的長期間に渡って使用できるのはありがたいスペックだ。

シリカ TUBELESS SEALANT WITH FIBERシリカ TUBELESS SEALANT WITH FIBER (c)日直商会
また、シリカはカーボン素材を配合したベースモデルに加え、カーボン素材を配合しないシーラント液単体の補充ボトルを用意した。カーボン素材配合の場合はバルブを繊維が塞ぐ可能性もあるため、ビードを外した状態でシーラントをタイヤに直接流し込む必要がある。一方で、カーボン素材が配合されないモデルはバルブから充填できるため、メンテナンス性に優れることも特徴だ。

カーボン素材入りのTUBELESS SEALANT WITH FIBERは236ml(2,310円)、473ml(3,080円)、946ml(4,840円)という3つのボトルが用意されている。補充剤のTUBELESS SEALANT REPLENISHERは118ml(1,540円、いずれも税込)。



シリカ TUBELESS SEALANT WITH FIBER
236ml(8oz):2‚310円(税込)
473ml(16oz): 3,080円(税込)
946ml(32oz): 4‚840円(税込)

シリカ TUBELESS SEALANT REPLENISHER
118ml(4oz):1,540円(税込)

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