ベルギーのヘルメットブランド、レイザーが開発した安全テクノロジーのKinetiCore。安全技術のデビューと当時に複数のモデルをローンチしており、その中からマウンテンバイク向けのJACKAL KCをピックアップして紹介しよう。



レイザー JACKAL KCレイザー JACKAL KC ※写真の製品はサンプル品
フランドルクラシックの直前にベルギーのヘルメットブランド、レイザーが発表した安全技術のKinetiCore。近年、注目と採用されることが多くなった回転衝撃に着目した技術であり、既存のテクノロジーと異なるアプローチで安全性、通気性、軽量性の両立を実現していることが特徴だ。

そのアプローチとはインナーシェルの一部をクランプルゾーン(力が加わると、壊れるように設計された部分)とすること。ヘルメットに対して垂直方向からの力はもちろん、斜め方向(回転方向)の衝撃を受けた時にEPSフォームが敢えて潰れることで、外部からの衝撃は吸収され脳内に伝わる衝撃を低減させようというものだ。

シェル全面にKinetiCoreのクランプルゾーンが設けられるシェル全面にKinetiCoreのクランプルゾーンが設けられる
衝撃吸収の役割を担うものがインナーシェルであることのメリットは大きく、付加物による重量増や通気性、フィット性を犠牲にすることなく、これまでの一般的なヘルメットと同じような性能が実現されるとという。

そんなKinetiCoreのデビューは、ユンボ・ヴィスマの選手が既に着用しているVENTO(日本ではアジアンフィット)、STRADA(アジアンフィット)、アーバンモデルのCITY ZEN、そしてマウンテンバイク用のJACKALという4モデルで行われており、今回はJACKALをピックアップして紹介する。

バイザーは3段階調整を行えるバイザーは3段階調整を行える
ベンチレーションホールと合わせたバイザー設計によって通気性を確保するベンチレーションホールと合わせたバイザー設計によって通気性を確保する
JACKALはこれまでもラインアップされてきたMTB用ハーフシェルモデルで、マウンテンバイク用としても最も早くKinetiCoreが与えられたモデルとなった。JACKALはこめかみ部分や後頭部などまでシェルが頭を覆うデザインかつ、EPSフォームの下部までアウターシェルで覆うことで優れたプロテクション性能を獲得したことが特徴だ。

顔を守ってくれる役割を担う大型バイザーも特徴的で、通気性を考慮したデザインとされていることもポイント。大きく開けられたベンチレーションホールと同じ形状とすることで、風の流れが妨げられずシェル内部へと続くという。また、シェル自体も額部分に風が流れる設計や頭頂部のチャネル設計によって通気性を確保している。

Advanced Turnfitによって細かい調整が可能となっているAdvanced Turnfitによって細かい調整が可能となっている
シェル内側を凹凸形状とするKinetiCoreのクランプルゾーンが採用されていることもあり、シェル内側の熱は留まることなく外気に押し出されるだろう。前頭部から頭頂部にかけてはパッドが備えられているため、クランプルゾーンの凹凸はフィット感には影響しなさそうだ。

レイザー Jackal KC(マットホワイトブラック)レイザー Jackal KC(マットホワイトブラック) (c)シマノ
レイザー Jackal KC(マットライトブルー)レイザー Jackal KC(マットライトブルー) (c)シマノレイザー Jackal KC(マットブラック)レイザー Jackal KC(マットブラック) (c)シマノ


バイザーは3段階で上下位置を調節することができ、休憩中はバイザーをあげてその空間にゴーグルを上げられる作りとなっている。後頭部はバイザーのストラップがスリップしないようなグリップ性を期待できそうだ。さらに、アイウェアのツルとシェルが干渉しないこめかみ部分のシェル造形や、アクションカメラをマウントできるエリア、グローブを着用していても操作感が伝わるAdvanced Turnfitアジャスター、磁気バックルなど、MTBライドに適した細かい仕様も魅力だ。

ー編集部インプレッション

丸型頭の筆者・藤原でもフィットするユニバーサル形状に驚いた丸型頭の筆者・藤原でもフィットするユニバーサル形状に驚いた
KinetiCoreが採用されたモデルの中で、ユニバーサルフィットで販売されるJACKALを着用する機会が筆者・藤原に訪れた。私はMIPSとは違う安全技術に小さくない期待を抱き、見た目のインパクトが強い凹凸のあるインナーシェルのフィット性に関心を持ち、JACKALの試着に臨んだ。

少しは違和感があることを想像しながらJACKALを着用したが、シェルに凹凸があることを一切感じられず、今までのヘルメットと変わるものがほとんどない。冷静に考えてみれば、実際にシェルと頭が触れる額から前頭部、頭頂部にかけてはパッドが設けられているため、違和感がないことには納得できるが、想像以上の好印象で驚いてしまった。

KinetiCoreのロゴがあしらわれたパッドによって快適な着用感を実現するKinetiCoreのロゴがあしらわれたパッドによって快適な着用感を実現する
KinetiCoreのフィット性に気を取られていたが、JACKALはユニバーサルフィットであることも忘れてはならないこと。私は典型的な丸型頭でカブトやアジアンフィット系のヘルメットがマッチし、ユーロフィットは諦めてきたことがある。しかし、JACKALに関しては着用でき、かつサイズ感もバッチリで、2度目の驚きがすぐさま訪れたのだった。

私自身の頭囲は58cm、普段着用するカブトはS/M、カスクはLサイズ。今回試着したJACKALはM(55−59cm)サイズで、サイズ表記通りにフィット。ユニバーサルフィットのシェル形状ながら、適正サイズのモデルを着用できる喜びを持って、JACKALをトレイルパークに連れ出した。

額部分に風を通すチャネルが設けられている額部分に風を通すチャネルが設けられている
通気性を阻害しないように作られるクランプルゾーン通気性を阻害しないように作られるクランプルゾーン
テストの短い下りと登りを何度も繰り返して実感できたのは通気性の良さだった。汗ばむ状況下で停車した時にJACKALのシェル内側に熱気がこもることがなく、常に外へ排出されているよう。その状態で走り出すと、額と頭頂部のベンチレーションから涼しい風が流れ込み、ヘルメット内部の熱気はどこかへ消えてしまう。

ロード用エアロ重視のモデルの場合は、風が内部を駆け抜けることを実感できるが、JACKALは殊更に風が流れていく印象は薄いものの気がついたらヘルメット内はクーリングされているようだ。自然な状態でヘルメット内の換気が行われることで、ライドに集中できる印象を受けた。

磁気式のバックルによって使い勝手を高めている磁気式のバックルによって使い勝手を高めている
また、JACKALは気が利くヘルメットであり、MTBライドを気持ちよく行える。というのも、磁気式バックルはロングフィンガーグローブを装着した状態で、雑に作業を行なってもスムーズにバックルが着脱してくれるので、ヘルメットを脱ぐシチュエーションでもストレスフリー。アジャスターはひとノッチずつ感触を伝えてくるので、グローブ着用時でも操作している感覚をしっかり得られ、頭と手の感覚でアジャスターの締め込み具合を調節できる。

レイザーの妥協なき開発はロードだけではなくMTBにも及んでおり、今回の試着ではその性能を実感できた。さらに、丸型頭でもフィットするというのは最大の収穫だった。MTB系ヘルメットのアジアンフィットは少ないので、気になる方は一度試してもらいたいと思う。製品の発売は6月中旬を予定しているとのことだ。

登りと下りどちらもあるMTBライドで活躍してくれるだろう登りと下りどちらもあるMTBライドで活躍してくれるだろう


レイザー Jackal KC
カラー:マットブラック、マットホワイトブラック、マットライトブルー
サイズ(重量):M(350g)、L(390g)
価格:23,100円(税込)
※6月中旬発売予定

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