自転車と鉄道、二つを愛する「テツ店長」ことバイクプラス多摩センターの河井孝介さんの輪行サイクリング紀行。九州へと遠征したレポートの後編をお届けします。(※前編、中編はこちら



早朝の神戸港にて。下船が心残りなくらい快適な船旅で、前日の疲労からもすっかり回復!早朝の神戸港にて。下船が心残りなくらい快適な船旅で、前日の疲労からもすっかり回復!  photo:Kosuke.Kawai
ご無沙汰のテツ店長です!!続編の掲載までめっちゃ時間がかかってしまいましたが、駆け足で走り回った九州弾丸輪行ツアーも今回が最終回。

前回は無事に九州一日サイクリングのミッションを終えて、その日のうちに復路のフェリーに乗り込んで九州を発ったところまで。今回の三日目は船上の朝を迎えたところから始まります。

六甲大橋上からの眺め。遠くにはここまで運んできてくれた六甲大橋上からの眺め。遠くにはここまで運んできてくれた"さんふらわあぱーる"が見える  photo:Kosuke.Kawai
前の晩は快適な船内でゆっくり休むことができ、休養十分で前々日に出発した神戸港(六甲アイランドフェリーターミナル)に戻ってきました。時間が流れるのは早いですが、最終日も朝から元気いっぱい走ってゆきましょう!

準備万端整えて待つこと6:35の定刻に接岸。お世話になったフェリー『さんふらわあ・ぱーる』から自転車を担いで下船すると、すぐに自転車を組み立ててサイクリングを再開しました。

この日も気温が上がることが予想されていたので、早朝の涼しい時間帯にここ神戸から大阪中心部まで走り切ってしまいたいところです。

踏切待ちをしていると阪神電車がやってきた!関東人としてはそれだけでワクワクしてしまいます(笑)踏切待ちをしていると阪神電車がやってきた!関東人としてはそれだけでワクワクしてしまいます(笑)  photo:Kosuke.Kawai
芦屋川から六甲山をのぞむ。芦屋の街はさすが高級住宅街といった風情を感じますね!芦屋川から六甲山をのぞむ。芦屋の街はさすが高級住宅街といった風情を感じますね!  photo:Kosuke.Kawai国道2号線をまたぐ阪急今津線の電車。ステンレス全盛の時代に、阪急マルーンの全面塗装は風格を感じさせます。国道2号線をまたぐ阪急今津線の電車。ステンレス全盛の時代に、阪急マルーンの全面塗装は風格を感じさせます。  photo:Kosuke.Kawai


ひとまず六甲アイランドを出ると、その先で出会った阪神電車に沿ってまずは大阪方面に向かうことにします。左手に六甲山を見ながら、さすが山の手といった雰囲気を漂わせる芦屋、西宮の街を走り抜け、その先からは国道2号線に入りました。

ちょうど朝ラッシュの時間帯ではありましたが、国道2号線が思いのほか走りやすかったのは、並走する国道43号線に大型車両が流れているからでしょうか?大阪は交通マナーが悪そうという関東人の勝手な先入観もまったくの杞憂で、安心快適に走れたことをここに特記してお詫びいたします(汗)

そんな国道2号線も淀川を渡るといよいよ大阪中心部に突入といった感じで、周囲にはビルが立ち並び頭上を高速道路が縦横に走る都会の景色となってきました。

河口部とはいえ淀川は大河の風格がありました。橋を渡るといよいよ大阪中心部へ!河口部とはいえ淀川は大河の風格がありました。橋を渡るといよいよ大阪中心部へ!  photo:Kosuke.Kawai
さて早朝からテツ店長が向かったのは『南海汐見橋線』という都会のローカル線、ワタシも当然初めてですが、実際大阪にお在まいの方でもどこにあるのかご存知でない方の方が多いのではないでしょうか?

そんな無名かつ地味な路線を発掘して全国に紹介するのがテツ店長のミッション?ということで、もうしばらく鉄分豊富なサイクリングにお付き合いください……(汗)

こちらの路線を運行する『南海電気鉄道』という会社、じつは1885年に開業という日本一古い民間の鉄道会社で、時代と共に合併を繰り返しながら、南海本線と南海高野線という2本の幹線と、それに付随するいくつもの支線という現在の路線網を作り上げてきました。

野田駅にてふたたび阪神電車と遭遇!関西私鉄は全塗装の車両が多くて見ていて楽しい(笑)野田駅にてふたたび阪神電車と遭遇!関西私鉄は全塗装の車両が多くて見ていて楽しい(笑)  photo:Kosuke.Kawaiところで南海高野線といえば、ご存知の通り難波~高野山を結ぶ路線ですが、この路線はもともとは『高野鉄道』という鉄道会社が開通させた路線で、当初はこれから乗りに行く"汐見橋駅”(開業時は道頓堀駅)と"高野駅"を結ぶ路線でした。

その後『南海鉄道(当時)』と合併したのち、接続する"岸里玉手駅"から南海本線に、乗り入れて大阪側のターミナル駅である"難波駅"を始発駅とするようになったのだそうです。
そんな経緯で取り残されてしまった、もと南海高野線の"岸里玉出"~"汐見橋"間はどうなったかというと、廃線の噂も絶えない中、ながらくテコ入れもないまま放置され、いまやすっかり都会のローカル線化して鄙びた味わいを醸し出しているということで、今回は現地視察にやってきたのでした(笑)

南海汐見橋線の木津川駅は、ウワサどおり都会の秘境駅感満載だった(汗)南海汐見橋線の木津川駅は、ウワサどおり都会の秘境駅感満載だった(汗)  photo:Kosuke.Kawai
そうしてやって来たのは駅前風景が浮世離れしていると評判(?)の『木津川駅』。地図を頼りに街工場や資材置き場の間を縫ってやってくると、そこは確かに期待を裏切らない荒廃した(失礼!)駅前風景が広がっていました……(汗)

フェンスで囲まれたそこそこ広い駅前広場は未舗装で、その先にある駅舎もまあ手入れされているとは言い難く、錆びだらけの建屋が良い味を出しています。

およそ日本の鉄道駅とは思えない荒廃した風景。これだけでもやって来た甲斐があったというもの。およそ日本の鉄道駅とは思えない荒廃した風景。これだけでもやって来た甲斐があったというもの。  photo:Kosuke.Kawai
午前中の早い時間だったにもかかわらず、駅の周辺に人の気配もなく、時間が止まっているというと言うか、時間と共に風化が進んでいる独特な空気は、廃線とも一脈通じるものがあってワクワクしてしまうのはワタシだけ?

ちなみに"南海汐見橋線"の名誉のために言っておきますと、電車は終日30分に1本走っているので、少し待てば必ず乗れるという意味ではそれほど不便でもなく、また駅の裏側に出ると意外と普通に生活感のある景色も広がっていますので、くれぐれも誤解なきように……。

およそ120年の歴史を持つ南海汐見橋線の始発駅汐見橋駅は、古き良き雰囲気を持つ都会のローカル駅だった。およそ120年の歴史を持つ南海汐見橋線の始発駅汐見橋駅は、古き良き雰囲気を持つ都会のローカル駅だった。  photo:Kosuke.Kawai
30分に1本という都会のローカル線に乗車して移動開始!30分に1本という都会のローカル線に乗車して移動開始!  photo:Kosuke.Kawai
とりあえず最初のディープ鉄道スポットを押さえて満足したので、ここからいったん始発駅の『汐見橋駅』まで戻って、輪行で次の場所まで移動することにしましょう!

え……?なんで戻ったのかって?それはやっぱり全線乗車しておきたいでしょう!まあそこは乗り鉄のこだわりということでご容赦ください(笑)

さて汐見橋線に乗って終点の『岸里玉手駅』まで出たら、次の目的地である和歌山へ向かう予定ですが、ここはせっかくの乗車機会ということで、乗り鉄的には南海本線のなんば~和歌山市間を結ぶ『特急サザン』に乗って行きたいと考えました。

南海本線を走る南海本線を走る"特急サザン"は、座席指定の特急車両と通勤車両を混結したちょっとかわった編成。  photo:Kosuke.Kawai車掌さんに許可をいただいて、ちょっと贅沢な自転車の置き方をさせてもらいました(笑)車掌さんに許可をいただいて、ちょっと贅沢な自転車の置き方をさせてもらいました(笑)  photo:Kosuke.Kawaiシブい顔をして車窓を眺めているが、考えているのは外は暑そうでヤダなぁといったしょうもないことだったり…シブい顔をして車窓を眺めているが、考えているのは外は暑そうでヤダなぁといったしょうもないことだったり…  photo:Kosuke.Kawai


堺駅まで行き、やってきた特急サザンに乗車したまでは良かったのですが、車内を見回してもどこにも自転車を置けそうな場所が無い(汗)これはすこし古い特急車両あるあるですが、車内レイアウトが詰め込み仕様になっていて、大きい荷物などを置くスペースとか考慮されていない場合があるんですねぇ……。

困り果てていると、まもなく女性の車掌さんが回って来たので事情を話すと、「今日は空いているので、通路をはさんだ反対側の座席と座席の間に置いておいて大丈夫ですよ!」というありがたい申し出を頂き、ことなきを得たのでした(笑)

ちょっと古いけど快適な車内で特急サザンに揺られること約50分、列車は終点の和歌山市駅に到着。ここからは支線である『南海加太線』の加太行き普通列車に乗り換えます。

和歌山市駅で出発を待つ和歌山市駅で出発を待つ"めでたいでんしゃ"は、たしかこれも水戸岡鋭二さんのデザイン  photo:Kosuke.Kawaiつり革からシート、サンシェードまで車内の装飾も遊び心がいっぱい詰まっていて楽しげです!つり革からシート、サンシェードまで車内の装飾も遊び心がいっぱい詰まっていて楽しげです!  photo:Kosuke.Kawai


乗り換えホームで待っていたのは何やら楽しげな装飾を施された真っ赤な電車。『めでたいでんしゃ』と名付けられたのは、加太を代表する海の幸"鯛"をモチーフにした観光列車でした。

車内の装飾もかわいくて、おじさんでもちょっと楽しい気持ちになる電車、地方ローカル線にはこうした楽しい演出が大事ですね!ちなみに2022年現在、赤、青、黒。ピンクの4編成が走っているので、行けば遭遇できる可能性高そうです(笑)

南海加太線東松江駅のレトロな木造駅舎で、自転車を再度組み立て南海加太線東松江駅のレトロな木造駅舎で、自転車を再度組み立て  photo:Kosuke.Kawai
乗車すること7分で『東松江駅』に到着、木造のベンチがレトロでなかなか魅力的な駅でしたが、ここで再び自転車を組み立てて、次なる鉄道スポット探索に出かけます。

ここから向かうのは『南海北島支線』という廃線跡になりますが、歴史を辿るともともとはこちらが加太線だったものが、現在の路線と入れ替わりで支線に格下げされ、さらに1950年のジェーン台風で『紀ノ川橋梁』の橋脚が傾いてしまい一部が廃線、盲腸線となった残された路線もその後の1966年に廃線になったのだそう。

廃線となってすでに50年以上過ぎてはいますが、この傾いた橋梁がいまでも歩行者・二輪車道として通行もできるというのだから、これはテツでなくても興味をそそられようというもの!

橋脚が1本大きく傾いて、異形な風景を醸し出していた橋脚が1本大きく傾いて、異形な風景を醸し出していた  photo:Kosuke.Kawai
さっそく走り出すと、駅からの廃線敷はその大部分が道路に転用されているので、わりとカンタンに橋のたもとまでやってくることができました。

そして眼前にあるのは見事に橋脚の傾いた橋!これはかなり傾いていますが本当に大丈夫なのでしょうか?よく見ると橋脚には補強を施してありますが、それにしても見た目にも不安な傾きっぷりの橋の上を、地元の方々が平然と通り抜けて行く姿はなかなかシュールな風景です。

路面がかなり湾曲していて、初めて走るとちょっと不安になるレベルだった件(汗)路面がかなり湾曲していて、初めて走るとちょっと不安になるレベルだった件(汗)  photo:Kosuke.Kawai
それでは実走!ということで、自転車で橋に上がってと進んで行くと、案の定路面がかなり歪んでいて、一瞬自分が酔っているかのような錯覚に陥ります(汗)いちおう両側にはしっかりとした欄干がありますが、はじめて通行するのは正直ちょっとコワかった……。

そんなもと『紀ノ川橋梁』こと『河西橋』も、現在すぐ横に新しい橋を建設中で、2025年に供用開始予定だそうですから、傾いた橋を渡れる期間もあとわずかです!機会がありましたら、みなさんもぜひ一度この傾いた橋を渡ってみてください!きっと貴重な体験ができると思いますよ(笑)

短いですが、これにて和歌山でのミッション終了!次の移動までに昼食でも摂っておきましょうか。

和歌山に行ったらぜひ食べておきたい!ということで和歌山ラーメンの人気店和歌山に行ったらぜひ食べておきたい!ということで和歌山ラーメンの人気店"まるイ"に寄ってみた  photo:Kosuke.Kawai
ここはせっかくなので和歌山グルメを少しでも楽しもうと、駅に向かう途中にあった和歌山ラーメンのお店『まるイ』さんに寄り道することにしました。ラーメン好きのテツ店長ですが、本場の和歌山ラーメンはこれが初めてだったので楽しみに待っていると、果たして出てきたのは、一面青ねぎが盛られたどんぶり……。

とりあえず箸をつけてみると、山盛りねぎの下は豚骨醤油の中華そばが隠れていました!しっかりとした豚骨スープに青ねぎの香りがマッチしてこれが美味い!

いやはやご当地グルメってうれしいですよね!なんかその土地に来たことを実感できますし♪♪そんなこんなで一気に麺をすすり、あっという間にスープまで完食したら、ぼちぼち和歌山駅に向かいます。

和歌山駅の駅弁屋で和歌山駅の駅弁屋で"めはり寿司"を発見!以前も登場しましたが、これには目が無いんです❤  photo:Kosuke.Kawai
数分後にはJRの和歌山駅に到着!輪行の準備も終えて、電車の時間まで少し時間のあったので売店を物色していると、こんどは『めはり寿司』を見つけちゃいました!これ第23回連載でも登場しましたけど大好物なんですよね……。

せっかく見つけてしまったら、ここで買わないわけにもいかないので、この先おやつか夕飯にでもしとこうかな?(この判断があとで功を奏するのですが、この時はまだ知る由もない…)

ということで、ここからは和歌山のローカル線を巡る旅へ。

引退間近な国鉄型電車105系は車齢45年越えの大ベテラン車両!飾り気のないデザインも昭和の味。引退間近な国鉄型電車105系は車齢45年越えの大ベテラン車両!飾り気のないデザインも昭和の味。  photo:Kosuke.Kawai
じつはこの日和歌山までやって来たのは、傾いた橋ともうひとつ、和歌山線で最後の活躍を見せる105系という国鉄型電車の乗り納めがしたかったんです……。

これがふつうの人が見ると、なんて事の無いただの古い電車だったりするのですが、その経歴を辿るとかつては首都圏の常磐線で活躍していた103系という、まあ昔はフツーにどこにでもいた通勤電車の生き残りで、都落ちするにあたってローカル線用に改造されて105系と名前に変わって、関西地区で第二の人生?を過ごしていたという古強者なのでした。

これぞ国鉄型車両のあかし!!日本国有鉄道に昭和46年製の銘板だけで、もう鼻血が出そう…これぞ国鉄型車両のあかし!!日本国有鉄道に昭和46年製の銘板だけで、もう鼻血が出そう…  photo:Kosuke.Kawai
この電車もまもなく引退(取材は1919年当時)ということで、とても気になってここまでやってきましたが、実際に乗ってみると無機質でレトロな車内空間に、ほとんど効かないクーラーなど、まさに昭和の通勤電車そのもので、乗り鉄的にはなんとも味わい深いものではありした。

何ともいえない緑色の運転台と使い込まれたブレーキハンドル、この何ともいえない緑色の運転台と使い込まれたブレーキハンドル、この"ザ・国鉄"な趣きがたまらない!  photo:Kosuke.Kawai
和歌山駅から105系電車に揺られること約2時間半、乗り納めには十分すぎる時間を過ごすことができて、満ち足りた気持ちで終点の王寺駅で下車したのでしたが、ここでテツ店長痛恨の乗り継ぎミスを冒してしまったのでした(汗)

本来なら大和路線で奈良、そこから奈良線で京都まで行って、最後は東海道新幹線にリレーするという、さほどトリッキーでもない乗り継ぎプランで、ホームにいた「奈良行き」表示の電車に悠々と乗り込み出発を待っていると、なぜか予定より早く扉が閉まって電車が動き出しました。

「あれっ?」自分が時刻表を読み違えてしまったのか?と少々動揺していると、車内アナウンスで告げられた次の停車駅が、いまさっきの電車で通過してきた駅で、一瞬にしてアタマの中は真っ白に!

どうやら間違って別ルートで奈良に向かう電車に乗ってしまったらしい、という現実を受け入れるのに数秒、次にこのまま乗り続けて果たして予定の新幹線に乗れるのかを大至急で調べると、これまた全然ムリなことが判明!!

奇跡のタイミングでやってきた奇跡のタイミングでやってきた"特急はるか"に乗って、遅れを取り戻します!!  photo:Kosuke.Kawai
海外からのお客様を和装キティがお迎えするというなかなか粋な計らいなのですが…海外からのお客様を和装キティがお迎えするというなかなか粋な計らいなのですが…  photo:Kosuke.Kawai京都から格安チケット京都から格安チケット"ぷらっとこだま"を利用するハズが、新大阪から京都まで別途料金を払って乗車するハメに…  photo:Kosuke.Kawai


焦りながらもとりあえず次の駅で下車して、リカバリーの可能性を探ってみると、意外なことに新大阪経由で予定の新幹線に追いつけそう……。もはや手段を選ばず一駅だけ『特急はるか』にも乗車して、新大阪駅でなんとか乗車予定の東京行き『こだま682号』をつかまえることができました!

ところで、何でのぞみ号ではなくこだま号なのかって?それはいっぱい乗れた方がオトクだからに決まってるじゃないですか!

和歌山駅で買っておいた和歌山駅で買っておいた"めはり寿司"がこの日の夕食  photo:Kosuke.Kawai
こだま号ならではの長時間停車(のぞみ号待避のため)はホームでお買い物もできて楽しい♪♪こだま号ならではの長時間停車(のぞみ号待避のため)はホームでお買い物もできて楽しい♪♪  photo:Kosuke.Kawai
ということで、京都~東京間はグリーン車の座席をとっていたので、ゆったりとした座席でさきほど買っておいた『めはり寿司』をパクついたり、のぞみ通過待ちの長時間停車ではホームに下りたりと、最後まで鉄道の旅を満喫したのでした(笑)

こうして見かえしてみると、マスク無しで自由に移動できた頃がほんとうに懐かしい……。2022年こそコロナ禍が収束すると信じて、次の輪行プランでも立てましょうか。

それではまた!



河井 孝介河井 孝介 旅する人 河井孝介プロフィール

バイクプラス多摩センターの店長を務める50歳。前職で足かけ10年にわたる勤務を鉄道の無い(モノレール除く)沖縄県で過ごした反動からか、帰京後は輪行サイクリングの虜となり、現在は鉄道と自転車を組み合わせ、鉄道廃線跡や未成線など鉄道の歴史を辿るサイクリングをライフワークとする。鉄道趣味のジャンルは「乗り鉄」。旧国鉄型車両を心から愛し、ひそかにJR全線乗車にチャレンジ中。非常勤の防衛省職員である予備三等陸曹の身分も合わせ持っている。