ジロ・デ・イタリア主催者が2022年、第105回大会の序盤3日間のコースを発表した。ハンガリーで開幕する「コルサローザ」は、マスドステージの初日、首都ブダペスト市内を舞台にした個人TTの2日目など3日間をイタリア国外で過ごす。



アッティラ・バルテル(ハンガリー、グルパマFDJ)らを招聘したプレゼンテーションアッティラ・バルテル(ハンガリー、グルパマFDJ)らを招聘したプレゼンテーション photo:RCS Sport
本来ジロ・デ・イタリアのハンガリー開幕は2020年大会で行われる予定だったものの、その年は新型コロナウイルスによるパンデミックを受けたハンガリー政府が非常事態を宣言したことで中止に。100%イタリア国内で行われた2020年と2021年大会を経て、2年ぶりのハンガリー開幕にこぎつけた。

ジロがイタリア国外で開幕するのは14回目で、2018年のエルサレム(イスラエル)以来4年ぶりとなる。ハンガリーでの3ステージを終えた後に移動日が設けられるため、開幕は5月6日金曜日。全日程は通常から1日増の24日間だ。

今回発表された序盤3ステージ。ハンガリー国内を駆け抜ける今回発表された序盤3ステージ。ハンガリー国内を駆け抜ける photo:RCS Sportジロ・デ・イタリア2022 第1ステージコースプロフィールジロ・デ・イタリア2022 第1ステージコースプロフィール photo:RCS Sport

ジロ・デ・イタリア2022 第2ステージコースプロフィールジロ・デ・イタリア2022 第2ステージコースプロフィール photo:RCS Sportジロ・デ・イタリア2022 第3ステージコースプロフィールジロ・デ・イタリア2022 第3ステージコースプロフィール photo:RCS Sport


2021年大会でハンガリー人選手として歴史上初めてマリアローザを着用したアッティラ・バルテル(グルパマFDJ)や、イヴァン・バッソ(イタリア)などを招聘して行われたコースプレゼンテーション。ブダペストから郊外に向かう初日は個人タイムトライアルではなくマスドステージで、190kmに及ぶ平坦コースの最後に登坂距離5km/平均勾配5%の登坂フィニッシュに挑む。登坂力に長けるパンチャー系選手が大会最初のマリアローザ着用者になるはずだ。

2022年大会は2日目に個人タイムトライアルが行われることがユニーク。ブダペスト中心街をスタートしてドナウ川沿いに進み、最後に用意される1.3kmの登り(序盤300mは最大勾配14%)が鍵を握る。3日目はバラトン湖を目指す201kmのスプリントステージだ。

ハンガリーの首都ブダペストで開幕する2022年ジロ・デ・イタリアハンガリーの首都ブダペストで開幕する2022年ジロ・デ・イタリア photo:RCS Sport
第4ステージ以降は未だベールに包まれているものの、ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、トレック・セガフレード)の出身地シチリア島に渡ると見られている。RCSスポルトは11月8日から11日にかけて残るコースを順に発表していくという。
ジロ・デ・イタリア2022ハンガリーステージリスト
5月6日(金) 第1ステージ ブダペスト〜ビシェグラード 195km
5月7日(土) 第2ステージ ブダペスト 9.2km(個人タイムトライアル)
5月8日(日) 第3ステージ カポシュバール~バラトンフュレド 201km

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