2022年ツール・ド・フランスのコース発表を受けた、選手や監督勢のコメントをピックアップ。3連覇を目指すタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)は「あらゆるステージが揃っているが、いつものように全力で挑むだけ」と話している。



タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)

3連覇を目指すタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ)3連覇を目指すタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEチームエミレーツ) photo:CorVos
とても気に入ったよ。スプリントステージからエシュロン、石畳、山岳までありとあらゆるステージが揃っているので凄いレースになりそうだ。石畳は過去にパリ〜ルーベジュニアを走ったことがあるけれど、もちろん同じとは思わないのでコースの下見をすることになるだろう。とても楽しみだ。

(6の山頂フィニッシュステージはアドバンテージになるかとの問いに)多分そうだとは思うけれど、実際は来年ツールでの自分のコンディション次第でどうなるかは分からない。ベストを尽くしたいと思う。今2連覇しているけれど、3連覇はどうだろう。いつものように全力で挑み、その結果がどうなるか見ていきたい。

ツールではタイムを失う落とし穴のようなステージがたくさんあるから、最初から最後まで全てのステージに向けて準備しなければならない。ログリッチとも再戦になると思うけれど、いつものように誰にもチャンスがあって激しい戦いになるだろう。全員が100%で挑んでくるはずだ。

ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)

登壇するジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)登壇するジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ) photo:CorVos
コースを深掘りするのが楽しみだし、いくつかパンチャー向けのステージが用意されているので既に下見に出かけるのが楽しみだ。今僕が伝えられることは、第1週目は横風や石畳によって素晴らしくパンチの効いたものになるということ。ツール・ド・フランスには特別な結びつきがあるし、再びアルカンシエルと共にスタートできることを誇りに思う。名誉にかけて僕のベストを尽くし、チームと共にまら素晴らしいツールを楽しみたいと思う。

マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ドゥクーニンク・クイックステップ)

マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ドゥクーニンク・クイックステップ)とジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)マーク・カヴェンディッシュ(イギリス、ドゥクーニンク・クイックステップ)とジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ) photo:CorVos
とても厳しいツール・ド・フランスになりそうだ。僕が世界チャンピオンになり、たくさんの良い思い出があるコペンハーゲンをスタートするけれど、タイムトライアルを終えた後の数日間は混沌としたレースになる可能性がある。過去こうしたステージではスプリンターのチャンスが少なくなるので、訪れるチャンス全てを確実に狙っていかないといけない。

ヤコブ・フルサン(デンマーク、来季イスラエル・スタートアップネイション)

デンマークは今自転車が盛んでツール・ド・フランスも凄く人気。まるでベルギーを走っているかのような雰囲気になると思う。ツールに参加するのは大好きだけど、ここまでずっとツキはなかった。来年は好転するように祈っているけれど、総合成績を狙うことはないと思う。もっと楽に構えて望みたいけれど、まだまだツールで何か成績を残したい。マイヨジョーヌを着ることは未だ僕の夢だし、マイヨアポワやステージ優勝も狙いたい。ツールで叶えなきゃならないことはたくさんある。

デンマークステージが天候に恵まれることを願っているけれど、雨が降ればトリッキーになるだろう。2日目には海を渡る19kmの高い橋も通るしそこでは何かしらの風も吹く。慌ただしい数日間になると思う。誰が優勝候補か言うのは難しいけれど、(同じデンマークの)ヴィンゲゴーには頑張ってもらいたいと思う。

ダヴィ・ゴデュ(フランス、グルパマFDJ)

僕にぴったりな素晴らしいステージがある。獲得標高3500〜4500mのステージがたくさんあるなんてとても珍しいよ。

ユンボ・ヴィズマのリチャード・プルッヘGM

UAEチームエミレーツのマウロ・ジャネッティ代表とユンボ・ヴィズマのリチャード・プルッヘGMUAEチームエミレーツのマウロ・ジャネッティ代表とユンボ・ヴィズマのリチャード・プルッヘGM photo:CorVos
もしワウトがマイヨヴェールを狙うと言えば、どうしたら彼の希望を叶えられるか議論する。ただしまだ全てが決まっていない。我々は今2021シーズンを総ざらいしている段階だ。その後すぐに各選手と2022年に向けての面談を行う。ワウトがマイヨヴェールを狙うのか、それが我々のより大きな狙いに当てはまるのか、その中で検討していきたいと思う。彼は今年マイヨヴェールを獲れなかったものの、それでも素晴らしいツールを走った。彼のステージ優勝やその走りは素晴らしく、そしてアシストとしても貴重な働きを見せてくれた。彼は素晴らしいオールラウンダーだ。


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