ライトウェイトが40mm幅のグラベルタイヤにもマッチするワイドリムモデル”PFADFINDER EVO”を発表。多様化するライディングスタイルに対応しつつ、ライトウェイトらしいパフォーマンスを有したディスクブレーキホイールだ。



ライトウェイト Pfadfinder EVO ライトウェイト Pfadfinder EVO (c)ポディウム
究極の回転体という異名をほしいままにしてきたドイツのライトウェイト。リムだけでなく、ハブボディ、スポークに至るまでカーボン製としたフルカーボンホイールの先駆者として、超高性能ホイールの代名詞であり続けたプレミアムなブランドだ。

ディスクブレーキがロードバイクの世界において主流になるのと時期を同じくして、ライトウェイトも次世代へと歩み始めていた。それが、これまでのライトウェイトホイールとは全く異なる方法で製造されたWEGWEISERだ。

特殊な高弾性CFRPの採用とカーボンレイアップを適正化によって軽量化したリム特殊な高弾性CFRPの採用とカーボンレイアップを適正化によって軽量化したリム (c)ポディウム
三角形のブロックを介してリムとスポークを接着三角形のブロックを介してリムとスポークを接着 (c)ポディウム40mm幅のタイヤまで対応する40mm幅のタイヤまで対応する (c)ポディウム


リムと一体になるような三角形のブロックを介してスポークを接着する新構造を採用し、これまでフルハンドメイドであったライトウェイトホイールの自動生産化を一部の工程で可能とすることで、品質を保ちつつコストダウンを可能としたWEGWEISER。そのテクノロジーを受け継ぎつつ、更なる軽量化と多様化するライディングスタイルに対応する拡張性を身に着けたのが、今回発表された新モデル、PFADFINDER EVOである。

特殊な高弾性CFRPの採用とカーボンレイアップを適正化することで、前後セット1,430gとWEGWEISERから20gの軽量化を果たしつつ、48mmのリムハイトを実現。内幅18.2mmのリムプロファイルによって、最大40mm幅のタイヤに対応し、昨今広がりを見せるグラベルライドにも対応するバーサタイルなホイールへと進化している。チューブレス対応へと進化しており、規格面でもグラベルライドへとフィットする仕様となっている。

ディスクブレーキの制動力を余すところなく伝える五角形のペンタゴンハブディスクブレーキの制動力を余すところなく伝える五角形のペンタゴンハブ (c)ポディウム
ハブは外側のボディにカーボンを使用することで、ディスクブレーキのストッピングパワーに対応した5角形の「ペンタゴンハブ」を採用。中にはDTスイス製のアルミハブが仕込まれ、カーボンの胴体と接着剤で固定されている。

このハブに、ライトウェイトのアイコンでもある高弾性カーボン繊維のスポークを組み合わせることで、ディスクブレーキの制動力を余すところなくタイヤへと伝え、驚異的なブレーキングパフォーマンスを発揮するという。もちろん、ハブからリムへと伝達されるという点において、ペダリングパワーについても同様だ。

スポークは音鳴り防止のために結線されるスポークは音鳴り防止のために結線される (c)ポディウム
フリーボディは標準でシマノボディとなるが、スラムおよびカンパニョーロ対応品もオプションで用意される。ローター台座はセンターロックとなるが、純正の6ボルトローター用アダプターも付属する。価格は通常モデルが前後セットで 495,000円(税込)、セラミックスピード製のベアリングを使用したブラックエディションが550,000円(税込)となる。なお、前輪と後輪の単品販売も展開される。



ライトウェイト PFADFINDER EVO
重量:1,430g(フロント:670g、リア:760g)
リム高:48㎜
リム幅:24㎜
リム内幅:18.2㎜
スポーク数 (フロント/リア):20/20
推奨タイヤ径:23-40㎜
最大システムウェイト:120kg
アクスルシステム(前輪・後輪):12/100 12/142
ホイール仕様:チューブレス・クリンチャー/ディスクブレーキ
フリーボディ:シマノフリー仕様のみ(スラム、カンパ用のフリーボディは別売り)
ディスクスペック:センターロック(6Bローター用アダプター付属)
ハブ:ライトウェイト・ペンタゴン DTスイス240S
税込価格:スタンダード 495,000円(フロント:231,000円、リア:286,000円)
     ブラック エディション550,000円(フロント:253,000円、リア:319,000円)
※セラミックスピード製ベアリングを装着
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