国内唯一のUCIグランフォンドとして開催される「ニセコクラシック」が、北海道に緊急事態宣言が適用される見込みとなったため、今年の開催中止を発表した。ニセコクラシックは昨年に続き2年連続の中止となった。また、三重県で開催予定だった国民体育大会も中止となる。




ニセコクラシック2019年大会 スタートの模様ニセコクラシック2019年大会 スタートの模様 photo:Satoru Kato
今年のニセコクラシックは当初6月に予定されていたが、9月10日から12日に延期され、ツール・ド・おきなわの中止を受けて延長されていた申込期間が8月18日に締め切られたばかりだった。しかし新型コロナウィルス感染拡大を受けて北海道に緊急事態宣言が適用される見込みとなったため、大会公式サイトで中止が発表された。

ニセコクラシック実行委員会では、11日に行われるタイムトライアルのコースを縮小するなどして開催に向けた準備をする一方、緊急事態宣言やそれに準ずる状況となった場合は大会を中止することを公表していた。

申込済み参加者への対応については、近日中に改めて発表するとしている。詳しくは記事最下部のリンクより大会公式サイトをご参照頂きたい。



国体も2年連続中止へ

梶原悠未が出場した2019年の茨城国体 女子ロードレース梶原悠未が出場した2019年の茨城国体 女子ロードレース photo:Satoru Kato
一方、三重県で開催予定だった国民体育大会(=国体)も、中止が内定した。三重とこわか国体公式サイトによれば、全種目無観客での開催を予定していたが、8月21日に三重県が中止を申し入れ、日本スポーツ協会などとの協議で中止が合意されたという。

三重国体の自転車競技は、9月29日から10月2日が四日市競輪場でトラック競技、10月3日にいなべ市でロードレースが開催される予定だった。

国体は昨年の鹿児島国体が中止となり、2023年に延期となっている。三重国体も今後延期するか否かが協議される見込みとなっている。


text:Satoru Kato

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