ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)が東京五輪に挑むフランス代表選考の辞退を発表した。理由について直接的な言及はなく、今年は当初の計画通りツール・ド・フランスと世界選手権への出場を予定している。




2021年ラ・フレーシュ・ワロンヌで優勝したジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)2021年ラ・フレーシュ・ワロンヌで優勝したジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ) photo:CorVos
東京五輪まで2ヶ月と迫った5月14日、世界選手権王者のジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥクーニンク・クイックステップ)が、東京五輪に向けたロードレース代表の選考を辞退したと自身のツイッターで発表した。

「長い間考えてきたが、フランスチームの監督とドゥクーニンク・クイックステップと合意し、東京五輪の選手選考の対象から辞退することにした。これは個人的かつ十分に検討した結果であり、すでに定めていたシーズン終了までの目標を考慮した上での決断だった」

「今度の世界選手権でフランスチームのジャージを着用できることを誇りに思う。(東京五輪に出場する)チームが最善を尽くせるよう祈っている」


ツール・ド・フランス最終日から6日後の7月24日(土)に開催予定の男子ロードレースは、獲得標高差4,865mとクライマー向きのコースレイアウトで、アラフィリップには2016年リオ大会の4位入賞を越える結果が期待されていた。

アラフィリップは今シーズン、クリテリウム・ドゥ・ドーフィネに出場後、ツール・ド・フランス、そしてベルギーで開催される世界選手権の出場を予定している。

text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos

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