2021年のシクロクロス全日本選手権の会場が茨城の「りんりんポート土浦」に決まった。都心に近く、土浦駅から徒歩5分という好ロケーションで行政が自転車振興を盛り上げる土地での開催に期待が高まる。



芝の広場の脇にはマリーナに並ぶヨットやクルーザーが見える川口運動公園周辺のコース芝の広場の脇にはマリーナに並ぶヨットやクルーザーが見える川口運動公園周辺のコース photo:MakotoAYANO
4月22日にJCF(日本自転車競技連盟)が発表した内容によれば、会場となるのは茨城県土浦市川口2-13-25の「りんりんポート土浦/川口運動公園周辺特設コース。期日は2021年12月11日(土)〜12月12日(日)の2日間だ。

同会場では今年3月に茨城シクロクロス第3戦土浦ステージが開催された。メイン会場となる「りんりんポート土浦」は霞ヶ浦一周サイクリングで人気が高まる”つくば霞ヶ浦りんりんロード”の中間地点に位置するサイクリングターミナル。すぐ隣にはかすみがうらマラソンでもおなじみの「J:COMフィールド土浦」陸上競技場があり、JR土浦駅からも徒歩5分というロケーション。

霞ヶ浦一周=「かすいち」で盛り上がり、最近は「自転車のまち土浦」を掲げる土浦市。土浦駅ビルには自転車リゾートプレイアトレ土浦やサイクリスト向けホテル「星野リゾート BEB5土浦」ができたりと、サイクリング環境や関連施設の充実ぶりがめざましい。

同会場が初めてシクロクロスレースの開催会場となった茨城シクロクロス第3戦開催の際には、すでに全日本選手権の会場としての検討が行われており、その経験をもっての会場決定となった。

奥に見えるのがメイン会場となる「りんりんポート土浦」奥に見えるのがメイン会場となる「りんりんポート土浦」
スタートして舗装の直線路を進む。隣はJ:COMフィールド土浦陸上競技場だスタートして舗装の直線路を進む。隣はJ:COMフィールド土浦陸上競技場だ photo:MakotoAYANO大部分を芝のスラロームが占める大部分を芝のスラロームが占める photo:MakotoAYANO


難所となったキャンバー。雨に滑って下まで落ちる人も続出難所となったキャンバー。雨に滑って下まで落ちる人も続出 photo:MakotoAYANOりんりんポート土浦の脇のサイクリングロードもコースにりんりんポート土浦の脇のサイクリングロードもコースに


JCFシクロクロス小委員会・三船雅彦委員長は次のようにコメントしている。「会場となる茨城県土浦市”りんりんポート土浦”は、土浦駅東口から徒歩5分の立地と充実したパーキングを兼ね備え、朝に東京駅を出発すれば昼からのエリートレースの観戦ができると言うのは非常に魅力的なローケーションであり、シクロクロスがスタジアムスポーツとしての可能性を感じさせてくれるでしょう。

すくなくとも過去全日本2大会を見ても素晴らしいドラマが生まれ、多くのギャラリーによって目の当たりにした感動が語り継がれています。今年の全日本選手権もどんなドラマが生まれるのか、今から楽しみです。

現段階では新型コロナウィルス感染防止対策により自由な往来や自由な観戦とはいかず不自由な事も多いですが、それでも大会を開催していただける土浦市さま、心待ちにしている選手の皆さんはじめ関係者の皆さん、そして多くのシクロクロスファンの方々と一緒になって素晴らしい大会となり成功することを心より願っております」。

大会の詳細については概ね大会2か月前を目途に発表される予定だ。

text&photo:Makoto.AYANO

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