日本学生自転車競技連盟(学連)が主催する「第15回明治神宮外苑大学クリテリウム」が、3月7日(日)に開催される。今年は新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、現地への来場は控え、YouTubeのライブ配信での観戦を呼びかけている。前日に開催される「第11回大学自転車競技フォーラム」とあわせ、プレビューする。



レース出場者数を半分に絞って開催 現地観戦はご遠慮を

絵画館前がスタート/フィニッシュとなる明治神宮外苑クリテリウム絵画館前がスタート/フィニッシュとなる明治神宮外苑クリテリウム photo:Satoru Kato
唯一の東京都心でのレースとして15回目の開催となった「明治神宮外苑大学クリテリウム」。今年は新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言が出されている中ではあるが、感染拡大リスクが低いとされる屋外開放型イベントであることや、上限5000人、収容人員50%以内の制限のもとであればイベント実施そのものは制約されていないことから、感染拡大防止策を講じて開催される。

例年との違いは以下の通り。

・ロードレースカップシリーズ(RCS)の最終戦ではなく、全日本学生選手権クリテリウム大会として実施
・男子はクラス1、2の選手による予選・決勝方式(クラス3の選手は出場できない)
・マスターズ・クリテリウム、マスターズ・タイムトライアルは実施しない
・海外チームの参加なし
・リモート応援、ライブ中継での観戦を呼びかけ

コースサイドからの各大学の応援は無い代わりにリモート応援を試みるコースサイドからの各大学の応援は無い代わりにリモート応援を試みる photo:Satoru Kato例年であれば総参加者選手数は300人から400人となるが、今回は半分程度まで絞り込む。そのため、人数の多いクラス3や、マスターズのレースを実施しない。会場での密集を避けることと、落車などの事故を減らして医療機関へ負担をかけないようにすることが目的だ。

また、会場は一般通行人がある場所柄、完全無観客試合とすることは困難ではあるが、観戦目的の来場は控えてYouTubeでの観戦を呼びかけている。各大学の応援団も現地での応援はせず、リモートによる遠隔応援を試行する。

明治神宮外苑クリテリウムのシンボルとも言える銀杏並木の折り返し明治神宮外苑クリテリウムのシンボルとも言える銀杏並木の折り返し photo:Satoru Kato
コースは例年通り、絵画館前をスタートして銀杏並木で折り返し、新国立競技場前を通る1周1.5km。男子はポイントレース方式で5周の予選を走り、勝ち上がった選手による20周の決勝を行う。女子は15周の決勝のみが行われ、他に小中学生とパラサイクリングのタイムトライアルが行われる。

大会前日には大学自転車競技フォーラムを開催 3月3日までWeb受講受付

一方、前日の3月6日には「第11回大学自転車競技フォーラム 2021 東京」が開催される。今回のテーマは「新しい自転車競技生活様式:コロナ・パンデミックとサイクリングe-レース」。事前に申し込めばWebで受講することが可能だ。時間は6日の14時から17時。下記アドレスからフォームに記入すると、後日接続用アドレスが送られる。申し込み期限は3月3日まで。

大学自転車フォーラム 申込フォーム
https://docs.google.com/forms/d/1V5DSTteXVzZfwAjlDCuQ2mjG5Wsxb0Cb7J_d4Atf_pQ/viewform?edit_requested=true


第15回明治神宮外苑大学クリテリウム YouTubeライブ配信




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