ヴィットリアがイタリア本社にサイクリング・イノベーションセンターとバイクパークを建設することを発表した。あらゆる天候や路面状況下でタイヤのリサーチ、プロトタイプの製作とテストを行うことで、先進的なタイヤを創っていくという。以下、プレスリリースより紹介しよう。



ヴィットリアが本社にサイクリング・イノベーションセンターとバイクパークを建設

ヴィットリアがイタリア本社にサイクリング・イノベーションセンターとバイクパークを建設ヴィットリアがイタリア本社にサイクリング・イノベーションセンターとバイクパークを建設 (c)ヴィットリア
ヴィットリアはテクノロジーのリーダーシップ強化に投資します。新しいサイクリング・イノベーションセンターとバイクパークをイタリアに建設します。

ヴィットリアは、Brembate(ベルガモ、北イタリア)にあるヘッドクオーター兼倉庫の隣にサイクリング・イノベーションセンターとバイクパークを開発するとアナウンスしました。およそ1000万ユーロの投資により、会社の敷地面積が10,000㎡から40,000㎡に大幅に拡大します。

会社の敷地面積が10,000㎡から40,000㎡に大幅に拡大会社の敷地面積が10,000㎡から40,000㎡に大幅に拡大 (c)ヴィットリア
2022年の間に、ヴィットリアはタイヤのリサーチ、プロトタイプの製作とテストを行うセンターをオープンします。サイクリング・イノベーションセンターはタイヤの継続的なパフォーマンス発展の為、テクノロジーの応用、サステナブルな製造工程と素材の探求を行います。隣接するバイクパークでは、様々なトラックと設備により、全てのテラインと天候状況でのタイヤパフォーマンスを測定するテクノロジーを備えます。

サイクリング・イノベーションセンターとバイクパークはヴィットリアのパートナーの皆様、自転車メーカー、プロサイクリングチームとアスリートが様々なタイヤのテストをしたり、バイクとのコンビネーションを検証したり、共同開発プロジェクトに活用していただく事ができます。バイクパークは、サイクリングの楽しみを広げライダーに新しい体験をしてもらう為に一般に開放致します。

ヨーロッパの倉庫のキャパシティーが増大するというヨーロッパの倉庫のキャパシティーが増大するという (c)ヴィットリア
同時に、ヴィットリアは今後の成長をサポートする為、ヨーロッパの倉庫を倍のキャパシティーにします。これはタイ工場の設備増強により生産量を増やすという大きな投資プログラムの一部となります。これらの投資によって世界市場の需要増にヴィットリアが対応し、プレミアム品質のタイヤを供給すると共に素晴らしいサービスを提供することが可能となります。

2020年にツール・ド・フランスやラ・ヴェルタでの"Corsa"の優勝や、UCI MTB世界選手権での"Barzo"の優勝により、ヴィットリアはロードとオフロードの自転車用タイヤのリーディングブランドとして改めて証明されました。

2021年、ヴィットリアは引き続き多くのUCIワールドツアーレベルのプロフェッショナル・ロードサイクリングチームをサポートします。更に、エンデューロ・ワールドシリーズやサンタクルズFSA, Absolute Absalon-BMCチームのパートナーとしてマウンテンバイクチームもサポートします。

ヴィットリアグループ社長兼CEOのスティーン・ブレンズ曰く「我々は、サイクリングの歴史と革新が交差するイタリアで更なる投資を進めることを誇りに思います。ヴィットリア・サイクリング・イノベーションセンターとバイクパークはイタリアの情熱やクリエイティビティ―、確固たる革新を象徴するものになるでしょう。この投資により、我々は引き続き最も先進的なタイヤを創ることが可能になるでしょう!」
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