JBCF(一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟)が2021年のレースカレンダーを発表した。Jプロツアーは最終戦として調整中の東京クリテリウムを含め全19戦。福島県古殿町と茨城県かすみがうら市で新レースが開催されるほか、石川ロードレースと南魚沼ロードレースはクリテリウムとあわせて2日間開催となる。



JBCFが発表した2021年レースカレンダーは、3月13日・14日に「播磨中央公園クリテリウム」で開幕し、11月開催予定で調整中の「東京クリテリウム」を最終戦とするスケジュールとなっている。

Jプロツアーは3月13日に2レースを行うダブルヘッダーで開幕する。これまでクリテリウムでは予選と決勝を同日に行った例はあるが、決勝2レースの同日開催は異例だ。

今年は3つの新レースが予定されている。ひとつは、6月27日に福島県古殿町で予定されている「古殿ロードレース 」。窪木一茂の出身地でもある古殿町では市民レースが開催されており、2019年には第8回大会が開催されている(2020年の第9回大会は中止)。1周12.2km、標高差200mの公道周回コースを使用しており、JBCFでも同じコースを使用するとなればかなりハードなレースになりそうだ。

霞ヶ浦湖畔で開催される「かすみがうらエンデューロ」(写真は2012年大会)霞ヶ浦湖畔で開催される「かすみがうらエンデューロ」(写真は2012年大会) photo:Satoru Kato
夏のお台場で開催された「湾岸クリテリウム 」(写真は2015年大会)夏のお台場で開催された「湾岸クリテリウム 」(写真は2015年大会) photo:Satoru.Katoもうひとつは、10月23日・24日の「かすみがうらタイムトライアル・ロードレース 」。琵琶湖に次ぐ日本で2番目に大きな湖・霞ヶ浦がある茨城県かすみがうら市で、タイムトライアルとロードレースが予定されている。霞ヶ浦では湖畔を走るエンデューロイベントが行われているが、同様なコースが設定されれば絶好のロケーションとなりそうだ。詳細の発表を待ちたい。

そして最終戦の「東京クリテリウム 」。開催場所を含め今後の調整次第となるが、2016年の「湾岸クリテリウム」以来の東京都内開催に期待したい。

学法石川高校前をパレードスタートが恒例の石川ロードレース(写真は2019年大会)学法石川高校前をパレードスタートが恒例の石川ロードレース(写真は2019年大会) photo:Satoru Kato来日直後のフランシスコ・マンセボが驚異の強さを見せた2018年の南魚沼ロードレース来日直後のフランシスコ・マンセボが驚異の強さを見せた2018年の南魚沼ロードレース photo:Satoru Kato

さらに、これまで1日開催だった「石川ロードレース」と、同一コースで2日間開催だった「南魚沼ロードレース」 は、クリテリウムとセットでの2日間開催となる。また、南魚沼ロードレースは「経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ」として開催される。
JBCF 2021年カレンダー
※伊吹山ドライブウェイヒルクライム 9月以降で調整中
開催クラスタ:JPT=Jプロツアー、E=E1・E2・E3、F=女子、Y=ユース、M=マスターズ


日程は今後変更になる場合もある。開催されるクラスタなど詳細は下記リンクからJBCF公式ページをご参照頂きたい。


text:Satoru Kato