ビアンキが、来季ミッチェルトン・スコットから名を変える「グリーンエッジサイクリング」に供給するチームバイクを発表した。Oltre XR4はもちろん、モデルチェンジを果たしたばかりのSpecialissima discも実戦投入されるという。



グリーンエッジサイクリング仕様のOltre XR4 discグリーンエッジサイクリング仕様のOltre XR4 disc (c)Bianchi
来季グリーンエッジサイクリングが駆ることとなるのは、ビアンキの伝統であるチェレステとブラック、そしてグラデーションをなすターコイズブルーに彩られたバイクたち。今年までユンボ・ヴィズマを支え、常勝マシンとなったOltre XR4はもちろん、モデルチェンジを果たしたばかりの軽量オールラウンダーモデルのSpecialissimaも実戦投入されるという。

コンポーネントやホイールはシマノDURA-ACEで共通だが、ディスクブレーキで統一される。グリーンエッジサイクリングはTTバイクを除き既にディスクブレーキ化を果たしている。ハンドル周りはヴィジョン/FSAで、タイヤはチームが開発に携わっているピレリだ。

モデルチェンジが行われたばかりのSpecialissima discも投入されるモデルチェンジが行われたばかりのSpecialissima discも投入される (c)Bianchi
「チームにとっては2021年シーズンは新しい時代の始まりであり、ビアンキというロードレース を象徴するブランドとのタッグは大きな名誉だ。ビアンキは独自のイタリアンスタイルと革新的なテクノロジーを保有しており、過去9年間ワールドツアーチームとして素晴らしい成果を達成してきたチームとのコラボレーションによって、共に大きな成功を目指していく。ここ数ヶ月は最高の選手スタッフで最高のチームを編成することに力を注いできた。ビアンキと共に新しい冒険に出ることが本当に楽しみだ」と、チームチェアマンのダラック・マッケイド氏はコメントしている。

アダム・イェーツ(イギリス)がイネオス・グレナディアーズに、アマンダ・スプラット(オランダ)がモビスターに移籍する一方、チームには来季マイケル・マシューズ(オーストラリア、現サンウェブ)が復帰する。既にサイモン・イェーツ(イギリス)はビアンキのバイクを練習で使っている姿が目撃されていた。

text:So.Isobe