ドゥクーニンク・クイックステップとグルパマFDJが、それぞれ2021年シーズンの新ジャージデザインを発表。ドゥクーニンクは上半身にブルーが戻り、グルパマFDJはよりシンプルへとマイナーチェンジが施された。



今季最多の39勝を挙げたドゥクーニンク・クイックステップが「混沌とした2020年からの脱却」と表現した新ジャージデザインを発表した。

ジャージサプライヤーはこれまでと同じフランスのフェルマルク。基本的なデザインはそのままに、白基調だったジャージ上部にはチームを象徴する青が戻り、ショーツなどには濃いネイビーが採用。さらにチームのテーマ”ウルフパック(狼の群れ)”を表す狼の毛のプリントが、ジャージにあしらわれている。

モデルとして登場し、今年のツール・ド・フランスでアイルランド人として31年振りにグリーンジャージ(ポイント賞)を獲得したサム・ベネット(アイルランド)は、「新しいキットの大ファンになった。このネイビーは本当に上品で、いつも素晴らしいデザインをしてくれるフェルマルクには期待していたんだ。彼らがチームの象徴である青をジャージ上部に残してくれた所が気に入っている。僕のヒーローであるトム・ボーネンも、このジャージを着て数々の成功を収めてきた。だから来シーズンこのジャージを着て、レースを走るのが楽しみだ」とコメントする。


一方、チームリーダーであるティボー・ピノ(フランス)を起用したグルパマFDJの新ジャージは、トリコロール(フランス国旗の赤白青)のベースはそのままに、腹部のストライプをモミの木を連想させる模様にチェンジし、よりシンプルでミニマルなデザインになった。

また公開されたプロモーション動画には、ジロ・デ・イタリアでステージ4勝とポイント賞を獲得したフランスチャンピオンジャージを着るアルノー・ デマール(フランス)や、ブエルタ・ア・エスパーニャでステージ2勝を挙げる躍進を見せた若手のダヴィ・ゴデュ(フランス)などが登場している。



text:Sotaro.Arakawa

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