愛三工業レーシングチームは、鈴木譲と渡邉歩が2021年から加入することを相次いで発表した。ベテランと若手の加入により、更なるパワーアップを図る。



愛三工業レーシングチームは元旦の午前零時にチーム公式サイトで体制発表を行うのが通例となっていたが、10月末に新規加入選手2名を相次いで発表した。

今年3月のツール・ド・台湾第5ステージでアタックする鈴木譲(宇都宮ブリッツェン)今年3月のツール・ド・台湾第5ステージでアタックする鈴木譲(宇都宮ブリッツェン) photo:Satoru Kato
鈴木譲は10月29日に7年間所属した宇都宮ブリッツェンからの退団が発表され、翌30日に愛三工業レーシングチームから来季加入の発表がなされた。鈴木は2008年に愛三工業レーシングチームに所属しており、13年ぶりの古巣復帰。この発表の1週間後には35歳となるベテランの経験が活かされることが期待される。

2018年やいた片岡ロードレースで逃げ集団を率いる渡邉歩(EQADS)2018年やいた片岡ロードレースで逃げ集団を率いる渡邉歩(EQADS) photo:Satoru Kato
一方、エカーズの渡邉歩はフランスのクラブチームに所属し、フランスのアマチュアレースで幾度も入賞した経験をもつ。今年はコロナ禍により3月に一時帰国していたが、8月に再渡仏してレースに出場していた。エリートにあがる来年からは愛三工業レーシングチームで国内外での活躍が期待される。


text:Satoru Kato
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