2010/05/29(土) - 14:45
5月28日、ツアー・オブ・ベルギー第3ステージは大集団のスプリントを制したジミー・カスペール（フランス、ソウル・ソジャサンがステージ優勝を挙げた。この日が誕生日だというカスペールにとってはプロ通算50勝目の記念すべき勝利になった。
クノ
ジミー・カスペール（フランス、ソウル・ソジャサン）がナポリターノとステーグマンを下す (c)CorVosック・ヘイストからメヘレンまでの今大会最長の192.2kmで争われた第3ステージは、前日までと同様の平坦なコース。
スタート数kmで4人の逃げが決まる。メンバーはステイン・ヴァンデンベルフ（ベルギー、カチューシャ）、ヤン・クイックス（ベルギー、シン・サイクリングチーム）、ピーテル・ヴァンスペイブラウク（ベルギー、トップスポート・フラーンデレン）、スヴェン・レンデルス（ベルギー、ヴェランダ・ウィレムズ）。
5人は集団に対して最大で約5分のタイム差をつける。
メヘレンの周回コースを行く大集団 (c)CorVosリーダージャージのジルベール擁するオメガファーマ・ロットとアンポスト・ショーン・ケリーが中心になって逃げグループの追走を開始し、残り50kmで吸収する。
その後はアタックが連続するが、残り33kmで再び逃げグループが形成される。メンバーはマシュー・ブラメイアー（アイルランド、アンポスト・ショーン・ケリー）、アントニー・ドゥラプラス（フランス、ソウル・ソジャサン）、フレデリック・ アモリソン（ベルギー、ランドバウ・クレジット）、クリストフ・プレモン（ベルギー、ロット・ボディソル）。しかし差を開くことができず、残り10km地点でメイン集団に吸収される。
レースリーダーのフィリップ・ジルベール（ベルギー、オメガファーマ・ロット） (c)CorVosリーダージャージを着るジルベールが残り3kmで飛び出したが、吸収。そして集団内では大規模な落車が発生する。
残り2kmでレディオシャックとソウル・ソジャサンが集団の主導権を激しく争う。ゴール前350mでヘルト・ステーグマン（ベルギー、レディオシャック）がスプリントを仕掛けるが、ゴール直前でジミー・カスペール（フランス、ソウル・ソジャサン）が交わしステージ優勝。ステーグマンはダニーロ・ナポリターノ（カチューシャ、イタリア）にも交わされ3位に。
ジルベールは最終的にメイン集団内でゴールし、3日連続でリーダージャージを守った。
別府史之（日本、レディオシャック）はトップと同タイムの集団内74位でゴールし、総合では33秒遅れの38位につける。
落車で負傷した選手が続々と帰ってくる (c)CorVos今季4勝目、プロ通算50勝目となる勝利を挙げたカスペールは言う「32歳の誕生日にプロ50勝目を挙げることができた。すばらしいプレゼントだ」。
なお落車によりバート・デワエル（ベルギー、ランドバウ・クレジット）が左ヒザを、ウィルフリード・クレツケンス（ベルギー、オメガファーマ・ロット）が鎖骨をそれぞれ骨折して病院に搬送された。
ツアー・オブ・ベルギー第3ステージ結果
1位 ジミー・カスペール（フランス、ソウル・ソジャサン） 4h20'15"
第3ステージ覇者ジミー・カスペール（フランス、ソウル・ソジャサン） (c)CorVos2位 ダニーロ・ナポリターノ（イタリア、カチューシャ）
3位 ヘルト・ステーグマン（ベルギー、レディオシャック）
4位 ステファン・ファンダイク（オランダ、ヴェランズ・ウィレムズ）
5位 デニス・ガリムジャノフ（ロシア、カチューシャ）
6位 ケニー・ファンヒュンメル（オランダ、スキル・シマノ）
7位 エンリケ・マタ（スペイン、フットオン・セルヴェット）
8位 ティモシー・デュポン（ベルギー、ファンフラーンデレン・バークニヒト）
9位 ケビン・パウエルス（ベルギー、テルネット・フィデア）
10位 フランカート・バプチステ（ベルギー、ラウンドバウ・クレジット）
総合成績
1位 フィリップ・ジルベール（ベルギー、オメガファーマ・ロット） 11h50'10"
2位 ロニー・マルティアス（フランス、ソウル・ソジャサン） ＋10"
3位 トーマス・ヴァイクス（リトアニア、レディオシャック）
4位 ヤメス・ファンランドスホート（ベルギー、ヴェランダ・ウィレムズ） ＋14"
5位 ダヴィ・ブシェ（フランス、ラウンドバウ・クレジット）
6位 ジミー・カスペール（フランス、ソウル・ソジャサン） ＋16"
7位 ケニー・ファンヒュメル（オランダ、スキル・シマノ） ＋23"
8位 ダニーロ・ナポリターノ（イタリア、カチューシャ） ＋25"
9位 ニコ・エークホウト（ベルギー、アンポスト・シーンケリー ）
10位 ボルト・ボジッチ（スロベニア、ヴァカンソレイユ） ＋27"
ポイント賞
ジミー・カスペール（フランス、ソウル・ソジャサン）
新人賞
ピーテル・ヴァンスペイブラウク（ベルギー、トップスポート・フラーンデレン）
チーム総合
ヴェランダ・ウィレムズ
photo:CorVos
text:MakotoAYANO
クノ
ジミー・カスペール（フランス、ソウル・ソジャサン）がナポリターノとステーグマンを下す (c)CorVosック・ヘイストからメヘレンまでの今大会最長の192.2kmで争われた第3ステージは、前日までと同様の平坦なコース。スタート数kmで4人の逃げが決まる。メンバーはステイン・ヴァンデンベルフ（ベルギー、カチューシャ）、ヤン・クイックス（ベルギー、シン・サイクリングチーム）、ピーテル・ヴァンスペイブラウク（ベルギー、トップスポート・フラーンデレン）、スヴェン・レンデルス（ベルギー、ヴェランダ・ウィレムズ）。
5人は集団に対して最大で約5分のタイム差をつける。
メヘレンの周回コースを行く大集団 (c)CorVosリーダージャージのジルベール擁するオメガファーマ・ロットとアンポスト・ショーン・ケリーが中心になって逃げグループの追走を開始し、残り50kmで吸収する。その後はアタックが連続するが、残り33kmで再び逃げグループが形成される。メンバーはマシュー・ブラメイアー（アイルランド、アンポスト・ショーン・ケリー）、アントニー・ドゥラプラス（フランス、ソウル・ソジャサン）、フレデリック・ アモリソン（ベルギー、ランドバウ・クレジット）、クリストフ・プレモン（ベルギー、ロット・ボディソル）。しかし差を開くことができず、残り10km地点でメイン集団に吸収される。
レースリーダーのフィリップ・ジルベール（ベルギー、オメガファーマ・ロット） (c)CorVosリーダージャージを着るジルベールが残り3kmで飛び出したが、吸収。そして集団内では大規模な落車が発生する。残り2kmでレディオシャックとソウル・ソジャサンが集団の主導権を激しく争う。ゴール前350mでヘルト・ステーグマン（ベルギー、レディオシャック）がスプリントを仕掛けるが、ゴール直前でジミー・カスペール（フランス、ソウル・ソジャサン）が交わしステージ優勝。ステーグマンはダニーロ・ナポリターノ（カチューシャ、イタリア）にも交わされ3位に。
ジルベールは最終的にメイン集団内でゴールし、3日連続でリーダージャージを守った。
別府史之（日本、レディオシャック）はトップと同タイムの集団内74位でゴールし、総合では33秒遅れの38位につける。
落車で負傷した選手が続々と帰ってくる (c)CorVos今季4勝目、プロ通算50勝目となる勝利を挙げたカスペールは言う「32歳の誕生日にプロ50勝目を挙げることができた。すばらしいプレゼントだ」。なお落車によりバート・デワエル（ベルギー、ランドバウ・クレジット）が左ヒザを、ウィルフリード・クレツケンス（ベルギー、オメガファーマ・ロット）が鎖骨をそれぞれ骨折して病院に搬送された。
ツアー・オブ・ベルギー第3ステージ結果
1位 ジミー・カスペール（フランス、ソウル・ソジャサン） 4h20'15"
第3ステージ覇者ジミー・カスペール（フランス、ソウル・ソジャサン） (c)CorVos2位 ダニーロ・ナポリターノ（イタリア、カチューシャ） 3位 ヘルト・ステーグマン（ベルギー、レディオシャック）
4位 ステファン・ファンダイク（オランダ、ヴェランズ・ウィレムズ）
5位 デニス・ガリムジャノフ（ロシア、カチューシャ）
6位 ケニー・ファンヒュンメル（オランダ、スキル・シマノ）
7位 エンリケ・マタ（スペイン、フットオン・セルヴェット）
8位 ティモシー・デュポン（ベルギー、ファンフラーンデレン・バークニヒト）
9位 ケビン・パウエルス（ベルギー、テルネット・フィデア）
10位 フランカート・バプチステ（ベルギー、ラウンドバウ・クレジット）
総合成績
1位 フィリップ・ジルベール（ベルギー、オメガファーマ・ロット） 11h50'10"
2位 ロニー・マルティアス（フランス、ソウル・ソジャサン） ＋10"
3位 トーマス・ヴァイクス（リトアニア、レディオシャック）
4位 ヤメス・ファンランドスホート（ベルギー、ヴェランダ・ウィレムズ） ＋14"
5位 ダヴィ・ブシェ（フランス、ラウンドバウ・クレジット）
6位 ジミー・カスペール（フランス、ソウル・ソジャサン） ＋16"
7位 ケニー・ファンヒュメル（オランダ、スキル・シマノ） ＋23"
8位 ダニーロ・ナポリターノ（イタリア、カチューシャ） ＋25"
9位 ニコ・エークホウト（ベルギー、アンポスト・シーンケリー ）
10位 ボルト・ボジッチ（スロベニア、ヴァカンソレイユ） ＋27"
ポイント賞
ジミー・カスペール（フランス、ソウル・ソジャサン）
新人賞
ピーテル・ヴァンスペイブラウク（ベルギー、トップスポート・フラーンデレン）
チーム総合
ヴェランダ・ウィレムズ
photo:CorVos
text:MakotoAYANO
