2020/10/21(水) - 11:11
予想通り逃げ集団から勝利が生まれたジロ第16ステージ。母国スロベニアに近いレースで見事勝利を掴んだトラトニクや、惜しくも敗れたオコーナー、最後に仕掛け2秒を取り戻したアルメイダや、山岳賞キープに成功したヴィスコンティたちのコメントを紹介します。
ステージ優勝 ヤン・トラトニク(スロベニア、バーレーン・マクラーレン)
フィニッシュラインを越えた瞬間は、信じられない気持ちだった。グランツールで初のステージ勝利だ。とても長い一日の末に掴んだ勝利は特別な気持ちがするよ。また今日はスロベニアの近くでのレースだったので個人的にも特別な日だった。彼女や兄弟、友だちを含めたくさんのスロベニアのファンが駆けつけてくれた。
後ろの追走集団は上手く連携が取れておらず、その中にはエンリーコ・バッタリーンも入っていた。彼がその集団の統制を取っていたので、僕は自分のテンポで走りマヌエーレ・ボアーロを振り落とすことができた。最後の登りでは自分より良いクライマーがいたので、全力で踏まなければ勝てないと分っていた。
最終的には完璧な作戦だったと思うし、脚も良かった。フィニッシュ直前の登りは僕に合っていたよ。ベン・オコーナーがアタックした時、彼は勝つのに十分なほど速くなかった。だからソロでフィニッシュラインまでたどり着けたんだ。自分を信じていなければ、この勝利はなかっただろう。
ステージ2位 ベン・オコーナー(オーストラリア、NTTプロサイクリング)
正直、かなり悲しいよ。今日の選択はすべて正しかったと思う。前との差を詰めなければいけない時に詰めることができ、賢い立ち回りができた。それに完璧な逃げ切りだったので勝てなかったことが悔やまれる。
自分に勝てる力があることは分っていたのだが、最後で僕より強い選手がいたまでだ。自転車ロードレースが観て楽しいスポーツである理由はこういう所にあるのだと思う。また次のステージでも挑戦し続け、シャンパンで勝利を祝うことを願っている。
明日は山岳ステージ。僕らには大きな計画があるんだ。明日は勝利を掴んだ選手がジロの勝者になるかもしれない。だから重要な日になる。僕たちも勝負に出なければいけない。
ステージ4位 カミル・マウェツキ(ポーランド、CCCチーム)
今日の走りには満足している。今日のように長くハードなステージで4位は良い結果はだと思う。特に僕にとっては初めてのグランツールだからね。最終週で調子を落としていると思われていたかもしれない。しかしレースを通して調子を少しずつ上げてきていると今日のレースで示すことができた。ステージの勝利が狙えるほどね。逃げが決まるまで長く、とても大きな逃げ集団ができた。集団では良い協力体制が生まれ、そのままフィニッシュできる可能性が高いと分っていたので、そのまま上手く走ることができた。
マリアローザ&新人賞 ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥクーニンク・クイックステップ)
アタックする計画はなかったのだが、攻撃が最大の防御になるときもある。調子が良く、最後の激坂が僕好みだったから行ったんだ。たった2秒しか得られなかったが、自分の士気を高めるためには必要な動きだった。
チームメイトは今日も素晴らしかった。常に僕の側にいてくれ、アタックを防ぐテンポを保ってくれた。特に最後の数kmでは完璧な働きをしてくれた。水曜日は難しい日になるだろうが、戦う準備は出来ているし、今日のような脚があることを願っている。
総合3位 ジェイ・ヒンドレー(オーストラリア、サンウェブ)
最後(の登り)まで長く退屈な一日だった。チームメイトは僕とウィルコ(ケルデルマン)のために素晴らしい働きをしてくれた。また最後の数kmでも素晴らしいチームワークを見せてくれた。
山岳賞 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ヴィーニザブKTM)
嬉しいが満足はしていない。でも山岳賞のライバルでとても速い(ルーベン)ゲレイロからジャージを守ることはできた。今日は調子が芳しくなく、ステージ勝利を争うこともできなかった。またこの後のステージで挑戦したいし、天気が悪くならないことを祈っているよ。
新城幸也(バーレーン・マクラーレン)
とても素晴らしい日になった。我がチームメイトがステージ優勝&ステージ3位!2週間、チームで良く働いてきた結果が今日、結果として 現れたのだと思う。
3週目を最高の形でスタートする事が出来た。獲得標高4000m越えの今日のステージもビルバオは総合上位と一緒にゴールし、総合に変動はなし。明日からも厳しいステージが続くが、今日の優勝でチームの勢いは更に増すだろうね!引き続き頑張れる!。
text:Sotaro.Arakawa
ステージ優勝 ヤン・トラトニク(スロベニア、バーレーン・マクラーレン)
フィニッシュラインを越えた瞬間は、信じられない気持ちだった。グランツールで初のステージ勝利だ。とても長い一日の末に掴んだ勝利は特別な気持ちがするよ。また今日はスロベニアの近くでのレースだったので個人的にも特別な日だった。彼女や兄弟、友だちを含めたくさんのスロベニアのファンが駆けつけてくれた。
後ろの追走集団は上手く連携が取れておらず、その中にはエンリーコ・バッタリーンも入っていた。彼がその集団の統制を取っていたので、僕は自分のテンポで走りマヌエーレ・ボアーロを振り落とすことができた。最後の登りでは自分より良いクライマーがいたので、全力で踏まなければ勝てないと分っていた。
最終的には完璧な作戦だったと思うし、脚も良かった。フィニッシュ直前の登りは僕に合っていたよ。ベン・オコーナーがアタックした時、彼は勝つのに十分なほど速くなかった。だからソロでフィニッシュラインまでたどり着けたんだ。自分を信じていなければ、この勝利はなかっただろう。
ステージ2位 ベン・オコーナー(オーストラリア、NTTプロサイクリング)
正直、かなり悲しいよ。今日の選択はすべて正しかったと思う。前との差を詰めなければいけない時に詰めることができ、賢い立ち回りができた。それに完璧な逃げ切りだったので勝てなかったことが悔やまれる。
自分に勝てる力があることは分っていたのだが、最後で僕より強い選手がいたまでだ。自転車ロードレースが観て楽しいスポーツである理由はこういう所にあるのだと思う。また次のステージでも挑戦し続け、シャンパンで勝利を祝うことを願っている。
明日は山岳ステージ。僕らには大きな計画があるんだ。明日は勝利を掴んだ選手がジロの勝者になるかもしれない。だから重要な日になる。僕たちも勝負に出なければいけない。
ステージ4位 カミル・マウェツキ(ポーランド、CCCチーム)
今日の走りには満足している。今日のように長くハードなステージで4位は良い結果はだと思う。特に僕にとっては初めてのグランツールだからね。最終週で調子を落としていると思われていたかもしれない。しかしレースを通して調子を少しずつ上げてきていると今日のレースで示すことができた。ステージの勝利が狙えるほどね。逃げが決まるまで長く、とても大きな逃げ集団ができた。集団では良い協力体制が生まれ、そのままフィニッシュできる可能性が高いと分っていたので、そのまま上手く走ることができた。
マリアローザ&新人賞 ホアン・アルメイダ(ポルトガル、ドゥクーニンク・クイックステップ)
アタックする計画はなかったのだが、攻撃が最大の防御になるときもある。調子が良く、最後の激坂が僕好みだったから行ったんだ。たった2秒しか得られなかったが、自分の士気を高めるためには必要な動きだった。
チームメイトは今日も素晴らしかった。常に僕の側にいてくれ、アタックを防ぐテンポを保ってくれた。特に最後の数kmでは完璧な働きをしてくれた。水曜日は難しい日になるだろうが、戦う準備は出来ているし、今日のような脚があることを願っている。
総合3位 ジェイ・ヒンドレー(オーストラリア、サンウェブ)
最後(の登り)まで長く退屈な一日だった。チームメイトは僕とウィルコ(ケルデルマン)のために素晴らしい働きをしてくれた。また最後の数kmでも素晴らしいチームワークを見せてくれた。
山岳賞 ジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、ヴィーニザブKTM)
嬉しいが満足はしていない。でも山岳賞のライバルでとても速い(ルーベン)ゲレイロからジャージを守ることはできた。今日は調子が芳しくなく、ステージ勝利を争うこともできなかった。またこの後のステージで挑戦したいし、天気が悪くならないことを祈っているよ。
新城幸也(バーレーン・マクラーレン)
とても素晴らしい日になった。我がチームメイトがステージ優勝&ステージ3位!2週間、チームで良く働いてきた結果が今日、結果として 現れたのだと思う。
3週目を最高の形でスタートする事が出来た。獲得標高4000m越えの今日のステージもビルバオは総合上位と一緒にゴールし、総合に変動はなし。明日からも厳しいステージが続くが、今日の優勝でチームの勢いは更に増すだろうね!引き続き頑張れる!。
text:Sotaro.Arakawa
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