ボーラ・ハンスグローエの総合エースを務めてきたラファウ・マイカ(ポーランド)がUAEチームエミレーツへと移籍する。契約期間は2年間。タデイ・ポガチャル(スロベニア)は強力な山岳アシストを得ることとなる。



ラファウ・マイカ(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ)ラファウ・マイカ(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ) photo:CorVos
UAEチームエミレーツの発表によれば、ラファウ・マイカ(ポーランド)との契約期間は2021年、2022年の2年間。サクソバンク〜ティンコフ(2011-2016)からボーラ・ハンスグローエに移籍し、ブエルタ・ア・エスパーニャ総合3位(2017年)、ツール・ド・フランス区間3勝(2014、2015年)&マイヨアポワ獲得(2014、2016年)と成績を残してきた31歳のクライマーは、新チームでツール覇者ポガチャルのアシストと、自身の成績を狙うこととなる。

現在参加中のジロ・デ・イタリアで総合6位につけるマイカは、ニュースリリースの中で「現時点での僕のキャリアでこのチャンスを与えてもらえたことを嬉しく思っている。必要とあらばポガチャルをアシストし、それだけでなく自分の結果も狙っていきたい」とコメントする。「具体的にはティレーノ〜アドリアティコや、ツール・ド・スイス、そしてブエルタ・ア・エスパーニャといったいつも調子を発揮できるレースだ。普通のポーランド人選手と違い、暑いレースが好き。オリンピックのメダル(リオ五輪3位)に続く世界選手権のメダルも欲しいタイトルのひとつなんだ」と加えている。

ディフェンディングチームとして来年ツールに挑むUAEチームエミレーツは、2021年に向けマッテオ・トレンティン(イタリア、現CCCチーム)を獲得済み。なおツールを途中リタイアしたファビオ・アル(イタリア)の来季契約はまだ結ばれていない。

text:So Isobe
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