ステフェン・クライスヴァイク(オランダ)のCOVID-19陽性を受け、ユンボ・ヴィスマがジロ・デ・イタリアからの撤退をアナウンス。撤退発表はミッチェルトン・スコットに続く2チーム目だ。



第10ステージの出走準備を進めていたユンボ・ヴィスマ第10ステージの出走準備を進めていたユンボ・ヴィスマ photo:CorVos
ユンボ・ヴィスマは当初クライスヴァイクの陽性検出発表において「その他選手とスタッフは2度のPCR検査で陰性だったためレースを続けるだろう」としていたものの、その1時間12分後にTwitterでチーム単位での離脱を表明した。

チームGMのリチャード・プルッヘ氏は追って出されたプレスリリースにおいて「大変残念だ。感染を防ぐ為にできる策全てを採ってきたのだから。チームは(このジロ)で上手く走れていたし、良い結果に向けて駒を進めていた。しかし最重要事項は全員の健康であり、それがこの結論に至った理由だ」と苦しい心境を話している。

スポーツディレクターのアディ・アンゲルス氏も以下のようにコメントしている。「ステフェン(クライスヴァイク)の感染に対して責任を負わなければならない。チームメンバー全員が彼の濃厚接触者だ。選手一人が感染し、チーム内にその波が及んだミッチェルトン・スコットの例を踏まえればチーム単位でのジロ離脱が最も適切な判断だ。この決定は選手、スタッフ、そしてチーム経営陣と共に下した。我々だけでなく他チームにとっても最も安全策だ」。

text:So Isobe

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