2020/10/09(金) - 18:50
ツールプロバイク特集も残すところ5チーム。今回はファクターの新型軽量エアロロードを投入したイスラエル・スタートアップネイションにフォーカスを当てます。OSTRO、O2、ONE、そしてSLICKと多岐に渡るイスラエルチームの機材を紹介。
ダニエル・マーティン(アイルランド)のOSTRO VAM。開幕時点で未公開だったバイクは話題を呼んだ photo:Makoto.AYANO
マーティンのものと思われるホワイトロゴのOSTRO VAM photo:Makoto.AYANO
O2 VAMで山岳ステージを走るチームオーナーのシルヴァン・アダムス氏 photo:Makoto.AYANO
双胴ダウンチューブとヒンジフォークのONEも健在だ photo:Makoto.AYANO
新カラーと思われるONE photo:Makoto.AYANO
山岳ステージのスペアバイクとして用意されたO2 VAM photo:Makoto.AYANO
来季クリストファー・フルーム(イギリス)を獲得した新興イスラエルチームの機材サプライヤーは、同じく気鋭ブランドであるファクター。中でもダニエル・マーティン(アイルランド)らはツール開幕時点で未発表だった新型軽量エアロモデルの「OSTRO VAM」を投入し話題を呼んだ。
54サイズでフレーム重量780gという軽さを誇るOSTRO VAMには、山岳エースのマーティンはもちろん、スプリンターのアンドレ・グライペル(ドイツ)も騎乗。薄いクリア塗装にブルーストライプロゴが基本だが、(チームカー搭載位置から察するに)マーティンのスペアバイクと思われるホワイトロゴ版の姿も確認できた。
マーティンは山岳タイムトライアルも含めて全ステージをOSTRO VAMで通したが、他の選手たちはフレーム重量700gを誇るO2 VAMや、双胴ダウンチューブとOTISフォーク&ハンドルが特徴的なONEも併用するなど、ステージに併せた機材チョイスが興味深い。なおONEは黒地に白と水色が入るものと、黒地に水色だけが入るものの2カラーが存在していた。
ホイールはブラックインク。THIRTYもしくはSIXTYを使う photo:Makoto.AYANO
コンピューターはブライトン。ハイエンドモデルのRider 860を使用する photo:Makoto.AYANO
フレームに併せて専用開発されたブラックインクの一体型ハンドル photo:Makoto.AYANO
セラミックスピード製のビッグプーリーやBBベアリングを使用する photo:Makoto.AYANO
パワーメーターは4iiii(フォーアイ)を使用 photo:Makoto.AYANO
ブレーキローターとパッドはスイスストップ。焼け色に注目 photo:Makoto.AYANO
イスラエルはシマノサポートチームではないものの、コンポーネントはDURA-ACE Di2で統一。ただしファクターと関係深いセラミックスピード社のビッグプーリーやボトムブラケットを投入しチュー二ングを行なっている。パワーメーターはDURA-ACEベースの4iiii(フォーアイ)。ディスクブレーキのローターとパッドはスイスストップを使うなどカスタムの幅が広い。
ハンドル類はブラックインクの専用開発品だが、ガイ・ニーブ(イスラエル)のO2 VAMにはハンドル位置を下げる目的でFSAのアルミステムが取り付けられていた。ホイールも同じくブラックインクのTHIRTYもしくはSIXTYのチューブラーで、セットされるタイヤはマキシス。タイヤサイドにはチューブレスレディタイヤである「HIGH ROAD」の刻印があるものの、市販品とはタイプもトレッドパターンも異なるものだ。
TTのスタートを待つニルス・ポリッツ(ドイツ)とSLICK。ハンドルはワンオフのように見える photo:Makoto.AYANO
ポリッツのタイヤはロゴを塗りつぶしたヴィットリアのCORSA SPEED photo:Makoto.AYANO
SLICKにセットされるTTバーなどはトライアスロンブランド「51 SPEEDSHOP」製品 photo:Makoto.AYANO
ガイ・ニーブ(イスラエル)のSLICKはブラックインクのホイールを装着 photo:Makoto.AYANO
ヴィジョンの専用ハンドルをセットした、ダニエル・マーティン(アイルランド)が駆る山岳TT仕様のOSTRO VAM photo:Makoto.AYANO
なおTTではブラックインクと平行してヘッドのディスクホイールとディープリムホイールを使うことも特徴。ただしヘッドのラインナップにはディスクブレーキ用のチューブラーホイールが存在しないため、供給専用の特別品と思われる。ニルス・ポリッツ(ドイツ)のSLICKにセットされていたタイヤはロゴを塗りつぶしたヴィットリアのCORSA SPEEDで、ハンドルはワンオフと思われる51 SPEEDSHOP製。なおTTステージではマーティンのOSTRO VAMにもヴィジョン製のワンオフTTハンドルが取り付けられていた。
サドルはセライタリアで、ボトルとボトルケージはエリート。通常は樹脂製ボトルケージの「Cannibal XC」だが、マーティン(と、チームオーナーのシルヴァン・アダムス氏)はカーボン製の軽量モデルLeggeroを使用していた。
text:So Isobe






来季クリストファー・フルーム(イギリス)を獲得した新興イスラエルチームの機材サプライヤーは、同じく気鋭ブランドであるファクター。中でもダニエル・マーティン(アイルランド)らはツール開幕時点で未発表だった新型軽量エアロモデルの「OSTRO VAM」を投入し話題を呼んだ。
54サイズでフレーム重量780gという軽さを誇るOSTRO VAMには、山岳エースのマーティンはもちろん、スプリンターのアンドレ・グライペル(ドイツ)も騎乗。薄いクリア塗装にブルーストライプロゴが基本だが、(チームカー搭載位置から察するに)マーティンのスペアバイクと思われるホワイトロゴ版の姿も確認できた。
マーティンは山岳タイムトライアルも含めて全ステージをOSTRO VAMで通したが、他の選手たちはフレーム重量700gを誇るO2 VAMや、双胴ダウンチューブとOTISフォーク&ハンドルが特徴的なONEも併用するなど、ステージに併せた機材チョイスが興味深い。なおONEは黒地に白と水色が入るものと、黒地に水色だけが入るものの2カラーが存在していた。






イスラエルはシマノサポートチームではないものの、コンポーネントはDURA-ACE Di2で統一。ただしファクターと関係深いセラミックスピード社のビッグプーリーやボトムブラケットを投入しチュー二ングを行なっている。パワーメーターはDURA-ACEベースの4iiii(フォーアイ)。ディスクブレーキのローターとパッドはスイスストップを使うなどカスタムの幅が広い。
ハンドル類はブラックインクの専用開発品だが、ガイ・ニーブ(イスラエル)のO2 VAMにはハンドル位置を下げる目的でFSAのアルミステムが取り付けられていた。ホイールも同じくブラックインクのTHIRTYもしくはSIXTYのチューブラーで、セットされるタイヤはマキシス。タイヤサイドにはチューブレスレディタイヤである「HIGH ROAD」の刻印があるものの、市販品とはタイプもトレッドパターンも異なるものだ。





なおTTではブラックインクと平行してヘッドのディスクホイールとディープリムホイールを使うことも特徴。ただしヘッドのラインナップにはディスクブレーキ用のチューブラーホイールが存在しないため、供給専用の特別品と思われる。ニルス・ポリッツ(ドイツ)のSLICKにセットされていたタイヤはロゴを塗りつぶしたヴィットリアのCORSA SPEEDで、ハンドルはワンオフと思われる51 SPEEDSHOP製。なおTTステージではマーティンのOSTRO VAMにもヴィジョン製のワンオフTTハンドルが取り付けられていた。
サドルはセライタリアで、ボトルとボトルケージはエリート。通常は樹脂製ボトルケージの「Cannibal XC」だが、マーティン(と、チームオーナーのシルヴァン・アダムス氏)はカーボン製の軽量モデルLeggeroを使用していた。
text:So Isobe
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