2020/10/03(土) - 23:24
Jプロツアー第12戦の「おおいた いこいの道クリテリウム」が大分市で開催され、沢田桂太郎(チームブリヂストンサイクリング)がスプリント勝負を制して優勝した。女子は唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)が2位以下全員を周回遅れにして優勝した。
大分市では当初、UCI1.2のレース「おおいたアーバンクラシック」をメインとした2日間の大会が予定されていたが、新型コロナウィルスの世界的感染拡大を受けてUCIレースとしての開催を断念。代替大会として、国内シリーズ戦のJプロツアーを、2017年以来3年ぶりに開催することとなった。今年のJプロツアーでは、8月に開催された「宇都宮クリテリウム」と「宇都宮ロードレース」以来となる公道コースでのレースだ。
初日はクリテリウム。JR大分駅前にある「いこいの道」周辺の公道に設定された1周1kmのフラットコースは、毎年ハイスピードレースが展開される。天気は晴れ。最高気温は27.5℃を記録した大分市は、秋と言うよりも夏を感じさせる暑さだ。
45周45kmのレースは、スタート直後からプロリーダージャージのレオネル・アレクサンダー・キンテロ・アートアーガを擁するマトリックスパワータグが集団先頭を固めてコントロールを開始。そこから阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)と大前翔(愛三工業レーシングチーム)の2人が抜け出して逃げる。メイン集団を「管理」するマトリックスパワータグは、フランシスコ・マンセボが先頭に立ち、先行する2人との差を10秒前後に維持して周回を重ねていく。
メイン集団内では、マトリックスパワータグの後ろの位置をシマノレーシングとチームブリヂストンサイクリングが争い、ペースが落ちると前に上がるスキを狙う。しかしマトリックスパワータグは他チームに主導権を渡すことなく、レースは終盤へ向かう。
残り4周、先行する2人を吸収するタイミングを見計らっっていたマトリックスパワータグがペースアップ。阿部と大前を吸収してさらにペースアップし、集団の人数を絞っていく。最終周回に入ると、チームブリヂストンサイクリングが集団先頭を奪って加速。勝負は最後のスプリントに持ち込まれた。
残り200m、リーダージャージのキンテロの後ろから沢田が加速。さらに沢田の後ろから中島康晴(キナンサイクリングチーム)が並びかけ、キンテロ、沢田、中島がハンドルを投げ合う。勝ったのは沢田。ガッツポーズを何度も繰り返し、初優勝の喜びを露わにした。チームブリヂストンサイクリングとしては、今シーズン初優勝が昨年の今村駿介に続く大会連覇となった。
「今日は自分がエースを任されたいたという沢田は「昨年は2位が2回あって、他にもシングルリザルトが何回かあったけれど勝ちきれなくて、今年はJプロツアーで1勝したかった。クリテリウムという自分の得意分野で結果を出せたので良かったと思う」と、勝利の感想を話す。
「ウチのチームが集団のコントロールをやるつもりだったけれど、マトリックスが早い段階で始めてくれたので、その後ろの番手争いをシマノやキナンとバチバチやっていた。そこで下がらずにポジションをキープし、最後はチームメイトが前に,引き上げてくれた。キンテロに前に入られてしまったけれど、それをうまく利用して自分のスプリントが出来たと思う。昨年はUCIでレベルは違うけれど、連覇したことでチームのスピード力を示せたと思う。
明日は今日以上に激しいレースになると思うけれど、今度はしっかりアシストして行きたい」と、語った。
明日10月4日は、大分スポーツ公園で「おおいたサイクルロードレース」が開催される。
大分市では当初、UCI1.2のレース「おおいたアーバンクラシック」をメインとした2日間の大会が予定されていたが、新型コロナウィルスの世界的感染拡大を受けてUCIレースとしての開催を断念。代替大会として、国内シリーズ戦のJプロツアーを、2017年以来3年ぶりに開催することとなった。今年のJプロツアーでは、8月に開催された「宇都宮クリテリウム」と「宇都宮ロードレース」以来となる公道コースでのレースだ。
初日はクリテリウム。JR大分駅前にある「いこいの道」周辺の公道に設定された1周1kmのフラットコースは、毎年ハイスピードレースが展開される。天気は晴れ。最高気温は27.5℃を記録した大分市は、秋と言うよりも夏を感じさせる暑さだ。
45周45kmのレースは、スタート直後からプロリーダージャージのレオネル・アレクサンダー・キンテロ・アートアーガを擁するマトリックスパワータグが集団先頭を固めてコントロールを開始。そこから阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)と大前翔(愛三工業レーシングチーム)の2人が抜け出して逃げる。メイン集団を「管理」するマトリックスパワータグは、フランシスコ・マンセボが先頭に立ち、先行する2人との差を10秒前後に維持して周回を重ねていく。
メイン集団内では、マトリックスパワータグの後ろの位置をシマノレーシングとチームブリヂストンサイクリングが争い、ペースが落ちると前に上がるスキを狙う。しかしマトリックスパワータグは他チームに主導権を渡すことなく、レースは終盤へ向かう。
残り4周、先行する2人を吸収するタイミングを見計らっっていたマトリックスパワータグがペースアップ。阿部と大前を吸収してさらにペースアップし、集団の人数を絞っていく。最終周回に入ると、チームブリヂストンサイクリングが集団先頭を奪って加速。勝負は最後のスプリントに持ち込まれた。
残り200m、リーダージャージのキンテロの後ろから沢田が加速。さらに沢田の後ろから中島康晴(キナンサイクリングチーム)が並びかけ、キンテロ、沢田、中島がハンドルを投げ合う。勝ったのは沢田。ガッツポーズを何度も繰り返し、初優勝の喜びを露わにした。チームブリヂストンサイクリングとしては、今シーズン初優勝が昨年の今村駿介に続く大会連覇となった。
「今日は自分がエースを任されたいたという沢田は「昨年は2位が2回あって、他にもシングルリザルトが何回かあったけれど勝ちきれなくて、今年はJプロツアーで1勝したかった。クリテリウムという自分の得意分野で結果を出せたので良かったと思う」と、勝利の感想を話す。
「ウチのチームが集団のコントロールをやるつもりだったけれど、マトリックスが早い段階で始めてくれたので、その後ろの番手争いをシマノやキナンとバチバチやっていた。そこで下がらずにポジションをキープし、最後はチームメイトが前に,引き上げてくれた。キンテロに前に入られてしまったけれど、それをうまく利用して自分のスプリントが出来たと思う。昨年はUCIでレベルは違うけれど、連覇したことでチームのスピード力を示せたと思う。
明日は今日以上に激しいレースになると思うけれど、今度はしっかりアシストして行きたい」と、語った。
明日10月4日は、大分スポーツ公園で「おおいたサイクルロードレース」が開催される。
Jプロツアー第12戦 おおいた 憩いの道クリテリウム 結果(45km)
1位 | 沢田桂太郎(チームブリヂストンサイクリング) | 1時間1分22秒 |
2位 | レオネル・アレクサンダー・キンテロ・アートアーガ(マトリックスパワータグ ) | +0秒 |
3位 | 中島康晴(キナンサイクリングチーム) | |
4位 | 大前 翔(愛三工業レーシングチーム) | |
5位 | 横塚浩平(チーム右京) | +2秒 |
6位 | 孫崎大樹(チームブリヂストンサイクリング) | +3秒 |
F(女子) 結果(25km)
(完走1名)
フェミニンリーダー 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)
フェミニンリーダー 唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)
E1 結果(35km)
E2・E3 結果(30km)
text&photo Satoru Kato
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