新城幸也(バーレーン・マクラーレン)のジロ・デ・イタリア出場がアナウンスされた。新城はエンリーコ・バッタリーンやハーマン・ペーンシュタイナーらとタッグを組み、10月開催の厳しいコルサローザへと挑む。



直前の世界選手権で逃げた新城幸也(バーレーン・マクラーレン)直前の世界選手権で逃げた新城幸也(バーレーン・マクラーレン) photo:Kei Tsuji
バーレーン・マクラーレンの発表によれば、10月3日に開幕するジロ・デ・イタリアに選出されたメンバーは、新城幸也を筆頭にエンリーコ・バッタリーン(イタリア)やハーマン・ペーンシュタイナー(オーストリア)、ペリョ・ビルバオ(スペイン)らを含む8名。新城にとってはステージ3位(自身のグランツール区間最高成績)を残した2010年、そして2014年に続く3度目のジロ出場となる。

チームの総合エースを務めるのは「非常にチャレンジングなルートであり、特に超級山岳が続く3周目にフォーカスしている」と意気込む、ツアー・オブ・ジャパン出場経験を持つペーンシュタイナー。スポーツディレクターとなったフランコ・ペッリゾッティ(イタリア)は「過酷な山岳はもちろん、10月末のアルプスの天候は未知数であり、選手たちにとってさらなる挑戦になる。ビルバオや新城、バッタリーン、カペッキといった経験豊富な選手たちと、ジロ初挑戦となるペーンシュタイナーやパデュンがいる。ステージ優勝の量産と共に、ペーンシュタイナーの総合成績を狙っていく」と話している。

イタリアレース3連戦で積極的な走りを見せ、イモラで行われた世界選手権でも逃げグループに入るなど、好調ぶりをみせていた新城にとって、グランツール出場は昨年のブエルタ・ア・エスパーニャに続く1年ぶりのこと。当初はブエルタ・ア・エスパーニャへの出場を予定していたものの、開催に向けて暗雲が立ち込めていることでジロへとスケジューチェンジしたという。

「グランツールはいつも特別な感情が涌き出てきます。それは一言で表す事は出来ない不思議な感覚です。13回目のグランツールも今回はどんな21日間になるか楽しみ。チームから選んでもらったからには、期待に応え、それ以上の仕事が出来るように頑張ります。

2014年以来のジロ・デ・イタリアですが、グランデパールを迎えるシチリア島には初めて。3度目のジロ、とても楽しみです。皆さんも楽しんで、 3週間応援よろしくお願いします!」と、自身のプレスリリースにて語っている。

バーレーン・メリダ ジロ・デ・イタリア2020 ロースター
新城幸也(日本)
エンリーコ・バッタリーン(イタリア)
ペリョ・ビルバオ(スペイン)
エロス・カペッキ(イタリア)
ドメン・ノヴァク(スロベニア)
マーク・パデュン(ウクライナ)
ハーマン・ペーンシュタイナー(オーストリア)
ヤン・トラトニク(スロベニア)
text:So.Isobe

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