2020/09/26(土) - 17:50
ナイロ・キンタナ擁するフレンチUCIプロチームのアルケア・サムシックにフォーカス。今年よりチームバイクをキャニオンへと変更し、UltimateやAeroadでツール・ド・フランスを戦った。
ナイロ・キンタナ(コロンビア)が駆るキャニオン Ultimate。このバイクのボトルケージはエリートのCUSTOM RACE PLUS photo:Makoto.AYANO
ナイロ・キンタナのキャニオン Ultimate。このバイクのボトルケージはエリートのLEGGERO CARBON photo:Makoto.AYANO
ナイロ・キンタナが駆る黒色のUltimate。このバイクのボトルケージもエリートのLEGGERO CARBON photo:Makoto.AYANO
グランツールレーサーとして注目度の高いナイロ・キンタナやワレン・バルギルらが所属するアルケア・サムシック。今年よりキャニオンからバイクの供給を受け、モビスター同様にUltimateやAeroadを使用してレースを戦っている。
チームバイクの標準カラーは白地に黒アクセントとしているが、キンタナやバルギルは山岳ステージを走る際は黒ベースのUltimateを使用した。現在キャニオンには軽量性を追求したCFRグレードが用意されているため、スペシャルペイントのバイクはCF SLXよりも軽量なUltimate CFRである可能性がある。なお平坦やアップダウンコースの時は、チームカラーのUltimateもしくはAeroadを使用していた。
ワレン・バルギル(フランス)のみに渡されていた新型と思われるAeroad photo:Makoto.AYANO
クレモン・ルッソ(フランス)のキャニオン Aeroad photo:Makoto.AYANO
この2人のバイクにはエリートの軽量ボトルケージLEGGERO CARBONが装着されており、軽量化を追求している様子がうかがえる。他のチームメンバーはCUSTOM RACE PLUSを使用しているため、LEGGERO CARBONはエース級2名の特別仕様と言えそうだ。ただ、ゼッケン"81(ナイロ・キンタナ)"の白色バイクにCUSTOM RACE PLUSが装着されていることもあり、ステージによってボトルケージも使い分けている可能性もある。
また、バルギルには新型と思われるAeroadが渡されていたようだ。他のチームメンバーが駆るAeroadとは異なり、バルギルのバイクはケーブル類のフル内装化が果たされており、現行よりも優れたエアロダイナミクスを狙っていることが見て取れる。
"81"はナイロ・キンタナのゼッケン。サドルはセッレイタリアのSLR BOOST KIT CARBONIO photo:Makoto.AYANO
シマノDURA-ACEホイールにコンチネンタル COMPETITION PRO LTDを組み合わせる photo:Makoto.AYANO
アルケア・サムシックは今年からシマノ・グローバルサポートチームの一員となった photo:Makoto.AYANO
シマノの新型フラッグシップシューズS-PHYRE RC9を着用する選手もいた photo:Makoto.AYANO
アルケア・サムシックには初代S-PHYRE RC9を着用する選手も photo:Makoto.AYANO
バルギルが着用するのは2代目S-PHYRE RC9 photo:Makoto.AYANO
アルケア・サムシックは今年からシマノのサポートチームの一員となっており、コンポーネントとホイールはDURA-ACEで統一する。ロードバイクはディスクブレーキで統一されているが、キャニオンがディスクブレーキのタイムトライアルバイクを用意していないため、TTのみリムブレーキのホイールを使用。前輪はDURA-ACE、後輪はPRO Disc Wheelのアセンブルで第20ステージのコース前半を戦った。
シューズもシマノ S-PHYREが供給されており、初代RC900、2代目RC901、新型RC902など選手がそれぞれ好きなモデルを着用していた。ナイロ・キンタナだけは昨年も着用していたフィジークのR1を引き続き愛用。サドルはセッレイタリアで、キンタナはSLR BOOST、バルギルはFLITEを使用しているようだ。タイヤはコンチネンタルのCOMPETITION PTO LTD。
キャニオン Speedmaxにはディスクブレーキの設定がないため、TTのみリムブレーキホイールを使用した photo:Makoto.AYANO
text:Gakuto Fujiwara
photo:Makoto.AYANO



グランツールレーサーとして注目度の高いナイロ・キンタナやワレン・バルギルらが所属するアルケア・サムシック。今年よりキャニオンからバイクの供給を受け、モビスター同様にUltimateやAeroadを使用してレースを戦っている。
チームバイクの標準カラーは白地に黒アクセントとしているが、キンタナやバルギルは山岳ステージを走る際は黒ベースのUltimateを使用した。現在キャニオンには軽量性を追求したCFRグレードが用意されているため、スペシャルペイントのバイクはCF SLXよりも軽量なUltimate CFRである可能性がある。なお平坦やアップダウンコースの時は、チームカラーのUltimateもしくはAeroadを使用していた。


この2人のバイクにはエリートの軽量ボトルケージLEGGERO CARBONが装着されており、軽量化を追求している様子がうかがえる。他のチームメンバーはCUSTOM RACE PLUSを使用しているため、LEGGERO CARBONはエース級2名の特別仕様と言えそうだ。ただ、ゼッケン"81(ナイロ・キンタナ)"の白色バイクにCUSTOM RACE PLUSが装着されていることもあり、ステージによってボトルケージも使い分けている可能性もある。
また、バルギルには新型と思われるAeroadが渡されていたようだ。他のチームメンバーが駆るAeroadとは異なり、バルギルのバイクはケーブル類のフル内装化が果たされており、現行よりも優れたエアロダイナミクスを狙っていることが見て取れる。






アルケア・サムシックは今年からシマノのサポートチームの一員となっており、コンポーネントとホイールはDURA-ACEで統一する。ロードバイクはディスクブレーキで統一されているが、キャニオンがディスクブレーキのタイムトライアルバイクを用意していないため、TTのみリムブレーキのホイールを使用。前輪はDURA-ACE、後輪はPRO Disc Wheelのアセンブルで第20ステージのコース前半を戦った。
シューズもシマノ S-PHYREが供給されており、初代RC900、2代目RC901、新型RC902など選手がそれぞれ好きなモデルを着用していた。ナイロ・キンタナだけは昨年も着用していたフィジークのR1を引き続き愛用。サドルはセッレイタリアで、キンタナはSLR BOOST、バルギルはFLITEを使用しているようだ。タイヤはコンチネンタルのCOMPETITION PTO LTD。

text:Gakuto Fujiwara
photo:Makoto.AYANO
Amazon.co.jp