2020/09/17(木) - 15:03
COSMICシリーズと合わせて、マヴィックのアルミホイール「KSYRIUM」もラインアップを刷新。SLとSという2モデル展開となり、いずれもリムをアップデートすることでチューブレスの運用を容易としている。10万円以下という手の届きやすい価格帯も魅力だ。
マヴィック KSYRIUM SL DISC (c)マヴィック
2021モデルからロードホイールのカーボンモデルを「COSMIC（コスミック）」、アルミモデルを「KSYRIUM（キシリウム）」という名前に変更したマヴィック。リムテープ不要な作りへと進化したハイパフォーマンスモデルのCOSMIC SLRに大きな注目が集まる一方で、アルミのKSYRIUMもラインアップを刷新。SLとSという2モデルで、リム/ディスクブレーキ仕様の両方が用意される。
SL/Sともに最新のリム設計へアップデートされるとともに、今まで上位モデルのみに用いられていた「FOREテクノロジー」を採用したことが大きなトピックだ。どのメーカーのチューブレスタイヤもより装着しやすくなったことに加え、リムに直接ニップル用のネジ山を設けることでリムベッドにホールのないリムテープ不要な仕様へと進化した。
アルミリムに直接ニップル用のネジを切ったFOREテクノロジーによってチューブレス用のリムテープが不要に (c)マヴィック
これによりリムテープをセットする手間も省かれるとともに、テープの隙間から空気が漏れるといった心配もなくなり、よりストレスフリーにチューブレスタイヤを運用できるようになった。今までは10万円以上のホイールからこのFOREテクノロジーが採用されていたが、今回さらにエントリーモデルにまで採用幅を広げた形だ。
リム形状は高さ25mmのアルミホイールらしいローハイトな設計で、横風に煽られることもなくいかなるシーンでもコントローラブルな走りを実現。リム内幅は19mmと広く、30C以上のワイドタイヤともマッチするだろう。
マヴィック KSYRIUM S DISC (c)マヴィック
マヴィック KSYRIUM SL (c)マヴィック
その上で、SLのみ表面を滑らかに削り軽量化を図る「ISM4D」リムを採用する。リム内周が波打ったようなルックスが特徴的で、高い剛性や耐久性を維持しつつ、加速性や登坂性能に直結する"軽さ"を追求している。また、SLはマヴィック特許の楕円形状エアロスポーク、Sは扁平したフラットスポークという点も両者の違いである。
ハブはCOSMICシリーズと同じく最新の「インフィニティハブプラットフォーム」を採用。ライド中の異音発生を防ぐためクロスするスポーク同士が接触しないハブ形状に変更されているほか、フランジ径などを最適化することで前後左右全てのスポークが同じ長さになるよう設計されており、メンテナンス性も向上している。フリーボディは引き続きインスタントドライブ360とし、40Tの面ラチェットが細かく噛み合うことで優れたパワー伝達性を発揮してくれる。
Sはフラットスポークを採用。ディスクローターはセンターロックだ (c)マヴィック
SLは楕円のエアロスポークを採用。スポーク同士が接触しない新型ハブを採用している (c)マヴィック
リム/ディスクブレーキモデルとも価格は同じで、SLが9万円（税抜）、Sが6万円（税抜）だ。チューブレスタイヤの運用をより楽にしたいというユーザーや、完成車からのアップグレードホイールとして検討してみてはいかがだろう。
マヴィック KSYRIUM SL/SL DISC
リム：アルミ、ISM4D、USTチューブレス
リムサイズ：ハイト25mm、内幅19mm
ハブ：インフィニティハブプラットフォーム、ID360
スポーク：エアロスポーク
重量：リム1480g、ディスク1550g
価格：90,000円（税抜）
マヴィック KSYRIUM S/S DISC
リム：アルミ、USTチューブレス
リムサイズ：ハイト25mm、内幅19mm
ハブ：インフィニティハブプラットフォーム、ID360
スポーク：フラットスポーク
重量：リム1570g、ディスク1610g
価格：60,000円（税抜）
マヴィック KSYRIUM SL DISC (c)マヴィック2021モデルからロードホイールのカーボンモデルを「COSMIC（コスミック）」、アルミモデルを「KSYRIUM（キシリウム）」という名前に変更したマヴィック。リムテープ不要な作りへと進化したハイパフォーマンスモデルのCOSMIC SLRに大きな注目が集まる一方で、アルミのKSYRIUMもラインアップを刷新。SLとSという2モデルで、リム/ディスクブレーキ仕様の両方が用意される。
SL/Sともに最新のリム設計へアップデートされるとともに、今まで上位モデルのみに用いられていた「FOREテクノロジー」を採用したことが大きなトピックだ。どのメーカーのチューブレスタイヤもより装着しやすくなったことに加え、リムに直接ニップル用のネジ山を設けることでリムベッドにホールのないリムテープ不要な仕様へと進化した。
アルミリムに直接ニップル用のネジを切ったFOREテクノロジーによってチューブレス用のリムテープが不要に (c)マヴィックこれによりリムテープをセットする手間も省かれるとともに、テープの隙間から空気が漏れるといった心配もなくなり、よりストレスフリーにチューブレスタイヤを運用できるようになった。今までは10万円以上のホイールからこのFOREテクノロジーが採用されていたが、今回さらにエントリーモデルにまで採用幅を広げた形だ。
リム形状は高さ25mmのアルミホイールらしいローハイトな設計で、横風に煽られることもなくいかなるシーンでもコントローラブルな走りを実現。リム内幅は19mmと広く、30C以上のワイドタイヤともマッチするだろう。
マヴィック KSYRIUM S DISC (c)マヴィックマヴィック KSYRIUM SL (c)マヴィックその上で、SLのみ表面を滑らかに削り軽量化を図る「ISM4D」リムを採用する。リム内周が波打ったようなルックスが特徴的で、高い剛性や耐久性を維持しつつ、加速性や登坂性能に直結する"軽さ"を追求している。また、SLはマヴィック特許の楕円形状エアロスポーク、Sは扁平したフラットスポークという点も両者の違いである。
ハブはCOSMICシリーズと同じく最新の「インフィニティハブプラットフォーム」を採用。ライド中の異音発生を防ぐためクロスするスポーク同士が接触しないハブ形状に変更されているほか、フランジ径などを最適化することで前後左右全てのスポークが同じ長さになるよう設計されており、メンテナンス性も向上している。フリーボディは引き続きインスタントドライブ360とし、40Tの面ラチェットが細かく噛み合うことで優れたパワー伝達性を発揮してくれる。
Sはフラットスポークを採用。ディスクローターはセンターロックだ (c)マヴィックSLは楕円のエアロスポークを採用。スポーク同士が接触しない新型ハブを採用している (c)マヴィックリム/ディスクブレーキモデルとも価格は同じで、SLが9万円（税抜）、Sが6万円（税抜）だ。チューブレスタイヤの運用をより楽にしたいというユーザーや、完成車からのアップグレードホイールとして検討してみてはいかがだろう。
マヴィック KSYRIUM SL/SL DISC
リム：アルミ、ISM4D、USTチューブレス
リムサイズ：ハイト25mm、内幅19mm
ハブ：インフィニティハブプラットフォーム、ID360
スポーク：エアロスポーク
重量：リム1480g、ディスク1550g
価格：90,000円（税抜）
マヴィック KSYRIUM S/S DISC
リム：アルミ、USTチューブレス
リムサイズ：ハイト25mm、内幅19mm
ハブ：インフィニティハブプラットフォーム、ID360
スポーク：フラットスポーク
重量：リム1570g、ディスク1610g
価格：60,000円（税抜）
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