マヴィック　プロチームにインスパイアされた日本限定デザインのCOSMICホイール

マヴィックから新登場するCOSMIC SLR 45 DISC、及びCOSMIC SL 45 DISCの日本限定モデルが発表された。アージェードゥーゼールが使用するホイールにインスパイアされたデザインで、ブランドを主張するイエローデカールが特徴的なルックスに仕上がる。

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マヴィックから日本限定デザインのCOSMICホイールが登場 (c)マヴィック
昨日発表されたマヴィックの新型ホイール「COSMIC SLR 45 DISC」と、その下位グレード「COSMIC SL 45 DISC」の日本限定モデルがリリースされる。現行のラインアップは最低限のロゴのみを配したミニマルグラフィックとしているが、よりマヴィック感のあるデザインを熱望するユーザーの声に応え、ブランドとして初めて日本限定モデルの発売に踏み切ったのだという。

マヴィックを象徴するイエローのデカールをリムの3箇所に配置したデザインを採用し、より所有欲を掻き立てるルックスを獲得。デカールのデザインはマヴィックの機材サポートを受けるワールドチーム、アージェードゥーゼールのホイールにインスパイアされたものだという。

日本限定デザインを纏った2つのホイールは、ともに45mｍハイトのカーボンリムを採用したディスクブレーキモデル。優れたエアロダイナミクスと軽量性を両立させた、あらゆるシーンで高いパフォーマンスを見せるオールラウンドホイールに仕上がる。リム内幅も19mmと広く、28Cや32Cという快適性の高いワイドタイヤともマッチする作りだ。

リムに貼られたイエローのデカールがマヴィック感を引き立てている (c)マヴィック
今回の日本限定デザインはアージェードゥーゼールのホイールにインスパイアされたもの photo:Makoto.AYANO
ピュアレーシングホイールのCOSMIC SLR 45 DISCは、FORE CARBONテクノロジーによってチューブレス用のリムテープが不要になったマヴィックの最新モデル。タイヤが装着されるリムベッドにニップル用のホールがなくなったことで、リムテープをセットする手間も省かれるとともに、テープの隙間から空気が漏れるといった心配もなくなり、よりストレスフリーにチューブレスタイヤを運用できるよう改良されている。

リムテープが不要になったことで前後合わせて約60gの軽量化に繋がっているといい、同時にリムに空けられるホールが少なくなったことで従来モデル以上のリム剛性も実現したという。リムベッドの形状もタイヤビードを落とす中央の溝が拡幅されるなど刷新されており、他メーカーを含めあらゆるチューブレスタイヤが装着しやすいよう進化している。また、SLRグレードは空気抵抗低減を狙った楕円形状のエアロスポークを採用していることも特徴だ。

軽量性と空力性能に優れた使い勝手の良い45mmハイトのカーボンリム (c)マヴィック
カーボンリムに初投入されたFORE CARBONテクノロジー (c)マヴィック
インフィニティハブプラットフォームという新設計ハブへ刷新 (c)マヴィック
対して、一つ下のグレードに位置付けられるCOSMIC SL 45 DISCは、FORE CARBONテクノロジーの採用を見送ることでコストパフォーマンスを高めたモデルだ。リムテープが必要な点は従来モデルと同じだが、リムベッドの形状などはSLRグレード同様に刷新されており、今まで以上にチューブレスタイヤの運用がしやすくなっている。

SLR/SLともにハブは新型の「インフィニティハブプラットフォーム」を採用。ライド中の異音発生を防ぐためクロスするスポーク同士が接触しないハブ形状に変更されているほか、フランジ径などを最適化することで前後左右全てのスポークが同じ長さになるよう設計されており、メンテナンス性も向上している。フリーボディは引き続きインスタントドライブ360とし、40Tの面ラチェットが細かく噛み合うことで優れたパワー伝達性を発揮してくれる。

これら日本限定デザインモデルは数量限定での発売となり、COSMIC SLR 45 DISC（250セットのみ）が260,000円（税抜）、COSMIC SL 45 DISC（300セットのみ）が170,000円（税抜）だ。プロチーム仕様のデザインで気分を上げてライドに繰り出してみてはいかがだろう。

SLグレードは従来と同じくリムベッドにホールが空いた仕様だ (c)マヴィック
40Tの面ラチェットが噛み合うインスタントドライブ360のフリーを継続採用 (c)マヴィック