「ホビーレーサーの甲子園」として知られるツール・ド・おきなわの開催中止が発表された。UCIレースおよび市民レースの両カテゴリーが中止となり、サイクリング部門は延期となる。代替イベントとしてバーチャルレースの開催も予定されているとのことだ。以下、リリースより。



毎年、全国から強豪レーサーが集まるツール・ド・おきなわ毎年、全国から強豪レーサーが集まるツール・ド・おきなわ photo:Makoto.AYANO
本年、11月7日(土)・8 日(日)に開催を予定しておりました「第32回ツール・ド・おきなわ 2020」につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、関係する皆様に対して安心・安全な大会運営を実施することが困難であることから、「UCI ロードレース(class1.2)」及び「市民ロードレース部門」を中止とし、「サイクリング部門」については規模を縮小しまして令和3年1月から3月に開催を延期することといたしました。

今大会の開催については、これまで多くの皆様から「開催してほしい」との声をいただいておりましたが、その声にお応えすることが出来ず、大変申し訳なく思っております。

今般の沖縄県内における新型コロナウイルス感染症の急速な感染拡大の状況を鑑み、このような決定を下したことについて、本実行委員会としても苦渋の決断であり、関係する皆様におかれましては何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。

210kmもの公道を利用する大規模なロードレースの開催には、毎年、開催地の住民の皆様や大会医療救護部会の皆様など、多くの皆様にご協力、ご尽力いただいております。また、これまで本大会に出場されたサイクリストの皆様には、この「やんばる」の地において、地域の皆様との笑顔溢れる交流と、出場されたサイクリストの数だけの思い出を創ってこられました。これまで、様々な形で本大会に関わってこられた全ての皆様に改めて感謝申し上げます。

ツール・ド・おきなわ 市民210kmのメイン集団ツール・ド・おきなわ 市民210kmのメイン集団 photo:Makoto.AYANO
今大会の市民ロードレース部門代替イベントとして、バーチャルレース等の開催を予定しております。延期となったサイクリング部門の開催日程等と併せて、詳細が決まり次第、随時発表してまいりますのでご期待ください。

新型コロナウイルス感染症の感染拡大が一刻も早く収束することを願うとともに、今大会での好成績を目指し、日々努力を重ね、楽しみにされてこられた多くのサイクリストの皆様の気持ちを力に変え、たくさんの皆様の笑顔と共に次回の本大会が安心・安全の下に開催されるよう、これからも実行委員会一同努力してまいります。

ツール・ド・おきなわ市民レース6勝の高岡亮寛監修のワークアウトを実施予定ツール・ド・おきなわ市民レース6勝の高岡亮寛監修のワークアウトを実施予定 photo:Makoto.AYANO
11月8日の大会開催予定日と同日にオンラインサイクリングプラットフォーム Zwift にてバーチャルレース及び、レースに向けた 1ヶ月間のワークアウトシリーズ「Road to Okinawa」を開催いたします。

次回大会へ想いをつなげるイベントとして、ツール・ド・おきなわ市民レース6勝(うち3連覇)の高岡亮寛さん監修によるワークアウトを実施、リアルレース開催予定日と同じ日にバーチャルレース「Road to OKINAWA」の開催を予定しています。

スケジュールやルールなどの最新の情報はツール・ド・おきなわ大会 HP(http://www.tour-de-okinawa.jp/)と SNS、および Zwift Japan(URL:https://www.facebook.com/gozwiftjp)に公開していきます。